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 いつまで続く「フワちゃん」叩き。

誠にどうでもいいことなんですけど、「フワちゃん」騒動。
 
フワちゃんというタレントの、同じく「やす子」というタレントへの「死んでしまえ」という不謹慎、不用意な発言、普通に考えれば典型的な「イジメ」発言、
フワがやす子に謝り、やす子も受け入れ、一件落着だと思うのですが、
いつまでも余韻がくすぶり、落ち着いたようにみえません。
何故なんでしょう。
 
事は「X」とかインスタグラム、SNS上での遣り取り、
面倒を起こしたくなければそうしたSNSなんか止めればいいと思うのですが、やめません。
SNSというメディアが自己顕示、自己アピールをしたい売れないタレントにとって安上がりの恰好の媒体であるとともに、
ある程度のフォロワー(アクセス者)を得ると、フォロワー数に応じて稼ぐことができるので、
日常のどうでもいい些細な出来事を頻繁にアップロードして、小遣いかせぎに勤しむようです。
 
そしてフワというのが、YouTuberとしては優秀で、かなりのアクセス数を持ったタレントだったそうです。
自身も「賞レースやバラエティからでなく、YouTube発祥の新しいタイプの芸人」
と規定しているようです。
 
ついでに事務所に属さずフリーで活動する理由として
「自分はどうせ変なことをやるので、(もし所属していたら所属先から)怒られそうだし、だけど怒られるのは無理だから、それなら自分でやった方がいい」
と書いているのは、今日を予言しています。
 
そして自ら「フワちゃんTV」というチャネルを開設、
ビビッドカラーの衣裳で相手に臆せず「タメ口」でからむ大胆な活動が好感をえて、
そこそこのアクセス数を得ていたようです。
 
さて問題は、
テレビ離れ、視聴率の低下に苦しむテレビ局が、こうしたYouTuberの持つ「フォロワー数」に期待して番組に起用すること。
 
ブッキングされたYouTuber、自分が番組に出ることを自分のSNSで予告、
それが少しでも視聴率のカサ上げに役立つのではないかというサモしい考え、
TBSの無節操番組「サンデージャポン」が「ホリエモン」とか「ヒロユキ」というタレントを起用するのも同じ考えです。
いくつかのスポンサーが「HIKAKIN」というYouTuberを起用するのも同じ理由によります。
 
それにしても「フワちゃん」叩きがいまだに収まらないのは何故か。
これも同じ理由、
売れないタレントが、フワの人気に便乗、
フワを叩くことによって世間の風潮に乗ることが出来る、
という意図で、いつまでも乗っかっているのでしょう。
 
更に一般ピープル。
水に落ちたイヌは放っとけばいいものを、
現代は水に落ちたイヌを徹底的に叩く時代。
 
歯向かってこない弱者を安心して叩いて欲求不満の解消、鬱屈した気分の発散、気分爽快、溜飲を下げる
社会的集団「イジメ」大会、
謂はば「フワちゃん」は生贄、スケープゴート。
 
それだけ社会の人々が精神的弱者になってしまっているようです。
 
オリンピックのメダルに熱狂し、フワ叩きにも熱狂する社会。
不満が溜まっています。
病んでいるのです。
 
タチツテ・トホホホホ。
 
(2024.8.13.)

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