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兵庫県を動かす「死」。

ジージージー・・・・
あれは確かにセミの鳴き声だと思うんだけど
やっぱり耳鳴りなのかなあ。
ホラ、塩からトンボも飛んでるじゃん。
 
なあんて思うキョウこのごろ
きのうはひとつの「死」によって政治的立場、勢いが増す例のお話をしましたが
きょうはひとつの「死」によって、政治的立場が危うくなるお話です。
 
兵庫県知事・斉藤元彦の「パワハラ・おねだり」事件。
 
この「斉藤」という苗字も「斎藤」「齋藤」「齊藤」、いろいろあって迷惑な話ですが、
ここでは面倒クサイから「斉藤」で統一します。
 
さて斉藤のおねだりの第一、
ワインの販促を訴える町長に「飲んでみたいと判らない」
どういうシチュエーションで語られたのか判りませんが
ワインを売り込もうとするなら、「試飲」に数本持って行くのが常識だろう、
手ぶらで行く町長も気が利かないし、要求する知事もお粗末、
どっちもどっち、と思ったのですが
 
ことはワインにとどまらず、
知事室には木製家具、(ゴルフ)アイアンセット、コーヒーメーカー、などが使われもせず、置かれているそうです。
使っているのなら兎も角、使わないのに「おねだり」、
どういう神経なんでしょう。
見るとなんでも欲しがる駄々っ子体質?
 
去年、「頂き女子リリちゃん」というのがいましたが
今年は「欲しがり知事、元彦」?
 
県職員の内部告発で次々に明らかになる斉藤知事の不始末、
内部告発は「公益通報制度」によって通報者は保護されることが義務付けられているのに拘わらず、斉藤知事は人事局に命じて「犯人捜し」をし、
告発文が「嘘八百」「誹謗中傷」「公務員としてあるまじき態度」として「停職3ヶ月」の処分、
この行為自体が「改正公益通報者保護法」に抵触しているので、そちらも解明されるでしょうが、
 
その「通報者」が「死をもって抗議する」
としちゃったので世間の耳目が集中、斉藤の悪事が次々に暴露されることになってしまいました。
 
記者会見などでは「辞職しないのか」と問われる度に
「県民の負託がある」「85万票が俺の味方だ」と答えて辞職を否定、
その「負託」は斉藤の「パワハラ・おねだり」が表になる前の話、
 
「県政を立て直すのが私の責務」
なんて言っていますが、
県政をグダグダにしたのはお前だろうが、
張本人のお前が辞職することが「立て直す」近道、
 
事ここに至ったら見苦しく延命を図らず
潔く身を退くのがnobless oblige、
 
と言いたい処ですが
noblelessだから政治家をやっているのか、
 
納得でござります。
 
パピプペ・ピロピロ。
 
(2024.7.17.)

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