暑さに紛れて近づく死。
わたしは人間が古いのでしょうか、
かき氷なんかは精々が300円前後で食べるのが妥当だと思っていたのですが
近頃は1500~2000円のかき氷を若者たちが普通に、
行列までしたりして「楽しん」でいるというのですから
ビックリ・クリクリ・クリトリスです。
こう申してはナンですが、たかがかき氷、
5分か10分で溶けて水になるかき氷、
そんなものに2000円!
ほんの一服の涼を味わうためだけに2000円!
店のボッタクリも非道いものです。
なかにはお代わりする者もいるらしく、
わたしが貧乏だからでしょうが、
世の若者たち、金に無頓着なんだか贅沢なんだか知りませんが、いつの間にか大金持ち、
時代も変わったものです。
こちらの金銭感覚がおかしいのでしょうか。
兎に角連日のこの猛暑、
少しでも涼しくなりたい気持ちも解りますが、毎日のように川に、海に、水の事故が報告されます。
毎日事故が起きているのだから泳ぎにいく人も気を付けているのでしょうが、それでも事故で死んでいます。
コロナ以降、ライフセーバーの数が減っている事も事故多発の一因だそうですが
それ以外でも、泳ぎにどの程度の自信があって「泳ぎ」に行っているのか、
まして「安全」のマイナス要因になる子供を連れて。
基本的に「遊び」にいっているのですから安全意識は疎かになるでしょうが、
まさか事故に遭遇して死ぬことを考えて「遊び」に行くわけではないでしょうが死んでしまう、
意識の隙間に忍び込む「死」が何につけ込んでいるのか、知りたい処です。
同様に、夏なのに連日のように火事が報じられます。
焼け跡から大抵高齢者の死体が出てきますから多分、高齢者の火の不始末なんでしょう。
しかしそれが、
台所の火の不始末か、タバコの不始末か、あるいは自殺だったのか、
気になります。
NITEという経産省の外郭団体が時どき、己の存在意義をアピールするために
家電にしろ暖房にしろ、一体どうしたらこんな奇妙な使い方をするか?
トンデモナイ、アクロバチックは火事の発生実験画像を発表しますが、
まさかそんなキテレツな発生原因ではないと思います。
水難事故にしろ火事にしろ、
あるいは同じく毎日のように報じられる交通事故や殺人事件、
わたしが知りたいのは、何人死んだとか事故現場が如何に悲惨だとかいうことでなく、
それらの事件の「原因」はなんだったのか、他山の石、
報道は警察の発表を垂れ流すだけでなく、
ちゃんと「原因」を調べて、教えてもらいたいのです。
先が短くなってるので最近は特に「死」に就いてナーバス、
いろいろな形で近づいてきます。
きのうも久しぶりに会った友人が、二人とも「除細動器」を埋めていると言っていました。
と言われてもそれが何だか判りませんが、心臓が悪いそうです。
わたしの心房細動の、一歩先を行っているそうです。
先を越されちゃいました。
お互い、そうして近づいているのです。
余命いくばく、
神のみぞ知る。
タチツテト。
(2024.8.14.)
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