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「仕事も家庭も子育ても」な〜んて夢物語?

子育て中に働くというのは実はかなりの覚悟と体制を整える必要があります。もともと、「大手ですから」とか、「公務員ですから」とか、一部の恵まれた環境の職場?(それでも、内部の本音を聞くとまあまあ大変なのだそう)は子育てに優しい様々な制度が用意されているらしい。
でも・・日本企業であれば、育児休暇とか、時短勤務とか、整っていたとしても、「日本文化」のようなものが根付いている限り、周りに気を使い、謝りながらの辛い日々といった話をよく聞きます。
それでも近年、ママが働きやすい職場は少しずつ増えてはいるようですが・・パパの「育休」に関してはまだまだ。
これがGDP世界3位の国か?と疑いたくなるようなお粗末ぶり!
そう!子育てママの働く制度が整っていても、家庭内には(核家族だと)ママの他にはパパしかいないという、家庭内子育て要員不足が起きているのです。

なぜ働きたいのか?

私は結婚しても子どもができてもずっと働きたい!と、思っていました。理由は特にあったわけではないけど、実家が商売をしてて、自宅とお店が一緒だったので、学校から帰るとお店に母がいるというのが嬉しかったのかも知れません。(でも、商売の大変さも知っていたので、自営業は絶対にやらない!と決めていましたが)
結婚して元夫(今は離婚してて気楽なシングルです♪)に「専業主婦でいてほしい」と言われました。言ってる意味がわからず、翌日に勝手に近所で仕事を探し、すぐに働きに出ましたが・・・(笑)
今思えば、働く=社会参加だったのだと感じます。

小さな子どもがいても働ける方法

その後、妊娠・出産・24歳、25歳と続けて2人の子どもに恵まれ、それでも「働きたい」意欲は健在・・・。保育園に預けて働きたい!と思うのですが、時給と保育料が同額という厳しい現実に直面!悶々とした日々を送っていました。そんな中、近所の仲良しママ三家庭で、毎日公園→誰かの家でおうちランチ→誰かの家で子どものお昼寝&おしゃべり→16時ごろ解散
という毎日でした。それなりに楽しかったのですが、正直「なんて生産性がない日々なんだ!」と、思っていたある日。近所のスーパーにある和食屋さんで求人のチラシを見てひらめいたのです!「2人分のパート代で3人がローテーション組めば働ける?」
すぐに店長に掛け合い、ママ友に提案し、今で言うところの「ワークシェアリング」がスタートしたのです。

ママが働くには「お金・学び・子どもの環境」の三つが大事

この時、初めて「子育てしながらはたらく」というモデルを意識せずスタートしていた気がします。
仲のいいママ友同士で「社会とつながる仕組みづくり」
子どもたちは安心安全な場所で「保育サポート」
職場ではお料理だったり、美容だったり、教育だったりと、「学ぶ機会」があること。これらを満たしていれば仕組みさえ整えたら、ママが謝ったり、子どもが我慢したり、夫婦がギクシャクしたり、と言った負のスパイラルに巻き込まれなくても済むのでは?と、気がついたのです。

これを実際に形にするのに30年以上かかってしまいましたが、時代が「ママ起業応援体制」に入ったと感じています。
2012年から始まった赤ちゃん「先生プロジェクト」を経て、いよいよ次のステージ「イエナ式おうち探求塾」も動き出していきますよ。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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恵夕喜子(めぐみゆきこ)
鹿児島県奄美市生まれ
子育て中に、バブル期の大手証券会社で営業職を12年間。
同時に息子が入ったカブスカウトでリーダー体験10年間。
教育事業に興味を持ち、女性専門のコンサルタント会社で経験を積み2006年に独立。
2007年にNPO法人ママの働き方応援隊を立ち上げ、
2012年、出産後の女性が講師として、赤ちゃんと一緒に参加できる「赤ちゃん先生」をスタート。
2023年世界一子どもの幸福度が高いと言われるオランダで広がったイエナプランをベースに
「イエナ式おうち探求塾」をスタート。FC事業を日本各地に展開中。
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