じょうぶな心のつくり方

私には苦手な人がいる。

というよりも苦手な分野の人たちがいる。自身にコンプレックスを持っているが故に相手を敵対視してしまっているのだと思う。

でもその一方で、自分の好きな人、尊敬する人には、とてつもなく強く好かれたい、嫌われたくないという思いがある。


自分ははっきり言って人から積極的に好かれるタイプではない。

教師や上司に無意味に怒られたり目をつけられたりした。

友達も多い方ではない。

そして自分の身近なところには、自分が「なんでこの人はこんなに人の神経を逆撫でするような行動や発言ばっかりするんだろう。」と思ってしまうような人がいる。自分の肉親だ。一歩引くと、本当に自分と考えがそっくりで、ああいう話し方を自分がしてしまっているのでは、無意識にあの人の考えが自分に受け継がれているのだろうと考えてしまう。

自分でこれらを分かっているからこそ、コミュニケーションが苦手だと分かっているからこそ、コミュニケーションの失敗が多いからこそ、自分のコミュニケーションによって自分が大切に思う人たちに嫌われるんじゃないか、離れていってしまうんじゃないかというのをとても気にしてしまう。


今日もそうだった。

喋っていると、相手のことを考えられずにぺらぺら喋ってしまった。

うまく喋ることが出来ないのなら、相手のことを肯定し、共感し、相槌をつくだけでいいと思うのになぜ喋ってしまうんだろう。

そして私は喋り方が偉そうなのだ、本当に。

そして帰った後、あんなこと言わなければ良かったと後悔。

いつものこと。


本当に、どうしたら上手な話し方、そして相手に気持ち良くなってもらう話し方が出来るのだろう。


相手のことを大切にしたいと思う一方で、一瞬でも自分がおかしいと思う相手には容赦無く指摘してしまうのだ。

常に相手が何を言われたいかを考えて発言しなければいけないのだと思う。

でも気を抜くとあっという間に出しゃばりの自分が出てしまう。


とにかく好かれなくてもいいから嫌われたくない。

きつい言葉をもつ人だと思われたくない。

優しい、思いやりのある人になりたい。

大切な人に大切な人だと思われたい。

どうしたらいいのだろうか。



ジェリー・ミンチントン じょうぶな心のつくり方より

「私は、豊かな人間関係を築くために、相手と自分を尊敬し信頼する。

私は、自分を大切にして、相手からもそれにふさわしく扱われる。

私は、自分の行動やあり方をもって人々の見本となる。

私は、自分ばかりでなく、相手の人生にも目を向ける。

私は、相手の言葉に耳を傾ける。心を込めて聞く。」



改めて自分の心を落ち着けて、相手を思いやれるように、自分を戒めるために、久しぶりにこの本を開いた。

何回もこの言葉を繰り返し、自分に染み込ませないといけない。

そして自分が苦手だと思ってしまう相手にも、しっかり尊敬の念を持ち続けることを意識したい。

いい加減、自分が正しいと思い込むのはやめにしなければいけない。

常に謙虚に、周りへの感謝と尊敬を忘れてはいけない。

そのような人への対応が自分を作っていくのだから。



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