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第22週 作家・歌人・漫画家 阪井久良伎

22週目の作家·歌人·漫画家は川柳家の阪井久良伎さんです。

阪井 久良伎(さかい くらき)さんは1869年3月6日阪井辨(さかい わかち)さんとして神奈川県久良岐郡野毛(現在の横浜市中区野毛町)にお生まれになりました。



お父さんは税関役人であったそうです。

共立英語学校、高等師範国文科在籍中より、石城、徒然坊の筆名で漢詩・和歌の投稿を行われました。

1896年報知新聞に入社、翌年新聞『日本』に入社されます。

『旧派歌人十余家の自賛歌十首』を連載し、この記事は正岡子規氏の反発を受け、子規の『歌よみに与ふる書』が執筆される機縁となったそうです。

1903年)『日本』の川柳壇の選者を務め、『川柳梗概』を執筆し川柳の革新運動を始められます


同年、井上剣花坊氏が『日本』に入社し、新川柳を担当したため、『電報新聞』(後に毎日新聞に買収される)で川柳壇を担当されます。

1904年、久良岐社を創立し、川柳誌『五月鯉』を創刊されます。

『五月鯉』は明治40年に刊行にゆきづまるが、
その後、川柳誌『矢車』の序文に寄稿し、明治42年に『獅子頭』、大正3年に『川柳文学』を創刊されます。

江戸期の川柳・狂句が滑稽・風刺に偏ったことを改め、風俗詩としての川柳を主張されました。

代表句としては「一寸粋なミッスの通る薔薇垣根」「トタン葺き春雨を聞く屋根でなし」などがあります。

青空文庫で阪井久良伎さんの作品が読みます。


公開中の作品
真間名所 (旧字旧仮名、作品ID:48361) 
作業中の作品
→作業中 作家別作品一覧:阪井 久良伎
勝鹿堂柳談 (旧字旧仮名、作品ID:48431) 
九段柳焔 (旧字旧仮名、作品ID:48432) 
九段柳談 (旧字旧仮名、作品ID:48433) 
継古庵柳談 (旧字旧仮名、作品ID:48434) 
甲信吟遊 (旧字旧仮名、作品ID:48435) 


めぐめぐがすごいと思う阪井久良伎さんのこと

110代から川柳を書き始められたくさんの作品を残されていること。
2たくさんの川柳誌を創刊され、川柳改革運動を進められたこと
3またそれらの雑誌を通して多くの後進を育てたこと

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