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第19週 土曜日 メディアで活躍する女性 安藤優子

第19人目のメディアで活躍する女性はニュースキャスターの安藤優子さんです。



安藤 優子(あんどう ゆうこ)さんは1958年11月19日 千葉県市川市にお生まれになりました。

そして市川市立八幡小学校を卒業され、東京に引っ越されています。

千代田区立九段中学校卒業され1974年、東京都立日比谷高等学校に入学されます。

高校在学中、交換留学生としてアメリカ合衆国ミシガン州ハートランド高校へ留学されています。

そして私立オークランド・カレッジを経て帰国し、上智大学外国語学部比較文化学科に入学されます。


大学在学中はホテルウーマンを目指しており、再び留学してホテルマネジメント学を学ぶ費用捻出のため、渋谷のパルコでエレベーターガールのアルバイトをしていたそうです。

そこで外国人客と堪能な英語で話をしていたところを、テレビ朝日のプロデューサーにスカウトされて報道に携わることとなり、1980年に同局の『BIG NEWS SHOW いま世界は』でデビューされました。

その後『TVスクープ』『ニュースステーション』『CNNデイウォッチ』などでリポーター、キャスターを務め、民放連賞、フィリピン政変のリポートでギャラクシー賞個人奨励賞を受賞されました。

安藤さんがデビューした直後の報道業界は「完全な男社会で、特に20代の頃は何をやっても叩かれた」と語っている。

当時のことを「何かすると『女のくせに生意気』と言われ、泣いたら泣いたで怒られた。今は当たり前だけど、黒いスーツを着たら、『小さいおじさんみたいだからやめろ』と言われた」と振り返っておられます。




その時は大学を休学し仕事を続けられました。

これと前後して、TBS系『全日本F2選手権』のピットリポーターも務めており、その関係から映画『F2グランプリ』(1984年、東宝)に本人役で出演しているそうです。


『ニュースステーション』降板後はテレビ出演を止め、28歳の時に大学へ復学されました。

すると今度はフジテレビから声を掛けられ、1987年10月から『FNNスーパータイム』に出演するようになられます。

仕事と勉学を両立させ、1988年春に上智大学を卒業されました

1991年の湾岸戦争では、日本人ジャーナリスト唯一となる現場取材を行ったておられます。

この時のことについて、周囲から女性であることで「下駄を履かされていた」面もあり、「湾岸戦争取材時に会見を開かされたのはそのためだ」と語っておられるそうです。

1993年、かつてコンビを組んだ同番組初代キャスター逸見政孝氏の葬儀をリポートし、生放送中に号泣されました。

その後、1994年4月から2000年3月まで、深夜枠の『ニュースJAPAN』にてキャスターを務めておられます。

2000年4月3日からは『FNNスーパーニュース』のメインキャスターを務められます。

安藤さんが『スーパータイム』から『ニュースJAPAN』に移った1990年代半ばから苦戦していたフジテレビの夕方ニュース枠は、安藤さんの復帰から2年後、6年ぶりに視聴率1位に返り咲くことになりました。

安藤さんはインタビューで「報道は気取りがある」「見ている方に通じないのであれば完全な送り手のマスターベーションでしかない、 2013年12月2日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ)の番組内で「ニュースに優劣はないので何やっても良いと思う。硬派なことだけやればいいという考えは上から目線すぎないか」と発言する等、報道番組のワイドショー化を肯定する発言をしておられるそうです。

また、2000年代頃からはメインキャスターを務める兼ね合いから取材現場に出向くことが極端に少なくなったそうですが、安藤はで「現場に行きたいが、自分が行ってしまった場合、東京のスタジオでニュースをさばく人がいなくなってしまうので、行かせてもらえない」との趣旨の発言をしている。

安藤さんはハーバード大学大学院(ケネディスクール)の入学試験に合格したものの、フジテレビから約2年の休暇許可をもらえなかったため、2005年4月に上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科グローバル社会専攻(博士前期課程)へ入学し、2008年3月修了されています。

2009年2月、アメリカ合衆国国務長官のヒラリー・クリントンが訪日した際、日本のテレビ局で唯一、単独会見を行ったのも安藤優子さんだそうです。


2013年9月、上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科グローバル社会専攻(博士後期課程)単位取得満期退学しておられます。博士論文を書き、博士号取得を目指されています。

2015年3月、安藤さんが『スーパーニュース』を降板し、2015年4月に開始するフジテレビ系情報番組で総合司会を務めることが発表されました。


2015年2月、情報番組のタイトルが『直撃LIVE グッディ!』に決定したことや、安藤さんの転身に伴い『スーパーニュース』が終了することが追加発表されました。

同年3月27日放送分をもって『スーパーニュース』は終了し、安藤は翌週30日から高橋克実氏と共に『グッディ!』の総合司会を担当することになりました。

2016年東京都知事選挙の際、小池百合子候補に対して『直撃LIVE グッディ!』で冷淡な態度を取り続けていたとされましたが、小池さんが都知事となったあと、小池さんの自宅での単独インタビューに成功したのも安藤さんです。
「汗は普通にかくが、スタジオに入ると不思議と汗は出ない。それがプロだ」をモットーにされていたそうですが、真夏日の話題で高橋克実から「毛穴が閉じ始めてるんじゃないですか?」と言われ、うまくリアクションがとれずにスタジオが凍りついたことがあるそうです

また2019年5月に川崎市登戸通り魔事件を起こした容疑者について「自分1人で自分の命を絶てば済むことじゃないですか」と発言し、物議を醸されたこともあります。

2020年8月19日放送の『直撃LIVE グッディ!』において、嵐山から現地の暑さについて中継を行っていたディレクターがレポートを中断しようとした際、安藤がそのディレクターに対して「もう1回、お返ししていいですか」とレポートを続行するよう促す一幕がありました。

これについてハフポスト日本版は、中継の続行を促した安藤さんの発言のみならず、危険な状況下で中継レポートを行うこと自体についても疑問の声が挙がっているとした上で、出演する者の身の安全を考慮しない番組の報道姿勢について疑問を呈したことによって大きな議論が起こり、同番組は2020年9月25日の放送回をもって終了しています。

2020年9月30日、個人事務所である有限会社エイアンドアソシエイツの解散を決議したことが官報に公告されました。

安藤さんはフジテレビの報道・情報番組に長年出演し続けていることもあり、フジテレビのアナウンサーと対外的に称されることが多いのですが、大学生の時にリポーターとしてスカウトされから、その後一貫してフリーランスの立場で活動しておられます。

なのでフジテレビや以前出演していたテレビ朝日を含め、どの放送局にも社員・職員(アナウンサー、キャスター、記者、リポーターなど)として所属したことはないそうです。

フジテレビ系列以外の番組にも現在ごくまれに出演されるそうです。

70歳まで現役を宣言しておられるそうです。
結婚歴は2回で一度目は会社員で電通の国際営業部媒体部部長(44歳)と上智大学構内内のクルトゥハイム聖堂で挙式。二度目は現在の夫、フジテレビディレクター、堤康一氏と結婚されています。どちらとの間にも安藤さんが産んだ子供はいないそうです。

2冊著書があります。





めぐめぐがすごいと思う安藤優子さんのこと

1スカウトされてから仕事と学業を掛け持ちして、学業もかなりのところまでなさっておられること。

2男社会の中で女性ニュースキャスターとしての地位を確立されたこと。

3そして嫌いなアナウンサーに名前が上がりつつも40年日本のニュースを生放送で伝え続けられたこと。



これからどんな仕事をなさるのか大変興味のある安藤優子さんです。



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