第7週教育者　海老名 リン

7人目の教育者は福島県で保母の資格を取った、
会津地方の幼児教育、女子教育に功績のあった海老名リンさんです。

海老名 リン（えびな りん、1848年（嘉永1年）- 1909年（明治42年）4月20日）は、日本の教育者である。福島県で保母の資格を取得した最初の人物[1]であり、会津地方の幼児教育、女子教育に功績があった。婦人矯風会副会頭。

海老名リンさん葉1848年会津に生まれられましたかな

お父さんはは会津藩藩士日向新介氏。
17歳で同藩士の海老名季昌氏に嫁がれます。

夫の季昌氏はは戊辰戦争において家老に昇進し、北出丸の指揮官として会津若松城籠城戦を戦ったが、リンは入城することができず高田に避難されました。
高田に敵来たるとの情報があった際、リンさんは戦闘準備を整えていたそうですが、この敵は別方向に向かい戦闘は生起しなかったそうです。
開城後、季昌氏は東京で謹慎生活を送り、リンさんは一家で斗南へ移住した。

その後季昌は紆余曲折を経て警察官、地方官の地位につき、リンさんは夫の任地に従い住居を転々とした。二人が初子にめぐまれたのは1882年（明治15年）のことで、リンは34歳になっていたそうです。

1888年（明治21年）、リンは霊南坂教会で綱島佳吉から受洗しキリスト教徒となりました。
しかしながら季昌氏は入信に反対であり、夫婦間には対立が生まれました。
リンさんは信仰を捨てることなく矢嶋楫子さんが会頭を務める日本キリスト教婦人矯風会で副会頭に就任し、さらに湯浅初子さん（徳富蘇峰の姉）が経営していた幼稚園を引き継ぎ、保母の資格を得られます。

1892年（明治25年）、リンさんと季昌氏は若松町に帰郷されました。その翌年、リンさんは若松に幼稚園を設立しましたた。これは現在まで続くの若松幼稚園です。
当初8名であった園児は程なく40名を超え、分園も設置されました

幼児教育機関を設けたリンさんは、次いで1893年（明治26年）に本科、裁縫科を有する私立会津女学校を設立し、女子教育を開始されました。
会津女学校は1909年(明治42年)に県に移管して県立会津高等女学校となり、さらに福島県立葵高等学校となった。

若松幼稚園は長女が経営を受け継いでいる。

リンさんは生涯その信仰を捨てることなく、リンの入信に反対していた季昌氏モは1903年（明治36年）に若松基督教会(現、日本基督教団会津若松教会)員となり、正式にキリスト教徒となる。
季昌は最後の若松町長として市制移行に尽力されました。

海老名リンさんのすごいところ

1戊辰戦争中に覚悟を決め、戦争が来ても良い覚悟を決めておられたこと。

2保母の資格を東京で取りその後幼稚園だけでなく保母を送り出すさらなる学校を作られたこと。

3
キリスト教徒になり、夫に反対されながらも貫いて夫もキリスト教徒にするところ。