見出し画像

国土面積世界第2位 カナダのフェムテック企業におけるホルモン検査キット

日本の約26倍の面積を誇るカナダのフェムテック企業を紹介しているFemtech Canadaのホームページがとても充実していたので、気になったホルモン検査キットと一緒に紹介する。

月経カテゴリーが多く存在

画像1

Femtech Canadaのホームページを見ると「地域別」「カテゴリ別」「ステージ別」「投資家」と、さまざまな切り口でフェムテック企業を紹介している。
51の企業を、13のカテゴリーにわけているが、多いのは日本と同じ月経分野。高齢化が日本よりも進んでいないからなのか、更年期や女性特有疾患は少なめ。
データベース化していて、それぞれの企業のホームページやCEOのLinkdinも掲載している。
カナダの人口は3,800万人と、日本の30%程度。日本と似たようなカテゴリーのフェムテック市場と推測。

国土が広いゆえのホルモン検査キット

画像2

日本でも増えてきたホルモン検査キット。病院の血液検査でホルモン検査をしたことがあるが、パンデミックの影響で、海外・日本でも自宅でできるホルモン検査キットも徐々に増えてきた。
唾液や、血液でもラボに送らずにその場で結果が出るホルモン検査キットがあったので2つ紹介する。
(あくまで個人的な見解である旨、ご理解・ご了承願いたい)

Eli(唾液)

専用のカートリッジを口に入れて唾液を採取し、それを取り出してEliのポータブル測定デバイスに置くことで、毎日のホルモンの変動を記録。アルゴリズムを利用したモバイルアプリに送信し、妊娠や避妊を予測するもの。
アルゴリズムを利用していることや、痛くない検査というのが個人的には注目ポイント。

Qanik DX(15分でわかる血液検査)

テストカートリッジに数滴の血液を垂らし、専用のセンサーに入れることで血液中のホルモンレベルを検出して分析。15分以内に結果をデバイスに配信してくれる。複数のテストの結果を数日~数年にわたり共有。
ラボに送らず、15分でわかるのが素晴らしい。
血液検査は結果が出るまで1週間程度かかるものが多く、結果が出たときには、検査のことを忘れてしまっていることもあるので、ポイントが高い。

日本のホルモン検査普及に向けて

使い分けのピクトグラム

ホルモン検査を受けた経験があるが、日本女性の大半がまだまだ受けたことがないのが現状。
「気軽に」「痛くない」「正確な」ホルモン検査が普及することで、日本女性の健康発展や理想のライフプランを描きやすくなるのではと考えている。