おもしろCEOの話

先日アプリゲーム Fate/grand order(以下FGO) にて、新たなイベント「救え!アマゾネス・ドットコム~CEOクライシス2020~」というイベントがリリースされた。

女戦士アマゾン族の女王ペンテシレイアというキャラクターと、通信販売会社アマゾンを掛けたパロディーキャラクター「アマゾネスCEO」を手助けするというイベントだ。

元々FGOにおけるペンテシレイアというキャラクターはバーサーカーというクラスをあてられており、会話が出来ているようで実の所かみ合わない、意志の疎通が難しい人物であった。
意志の疎通は難しくとも戦士であり部族の長であるという真面目な部分はしっかりと描かれており、またアキレウスとの因縁等もしっかりと描写されていて、そうしたドラマは素晴らしいものだった。

一方、アマゾネスCEOはというと絶妙に会話が噛み合わない点では一致しているものの、いわゆる意識高い系と言われる人たちが好んで使うようなカタカナ英語を連発する人物になった。元々の真面目なペンテシレイアと比較して大変コミカルであり、CEOであることを示すメガネを着用した専用グラフィックや、ろくろを回すようなポーズが観ることができて、大変におもしろい。
今回のイベントでは、すでに仲間にしているペンテシレイアに着せることの出来る、アマゾネスCEO衣装(メガネ)が報酬として用意されている。

是非ともほしいのでイベントを頑張っているところだ。

一方、ニンジャスレイヤーにもおもしろCEOがいる。
ヨロシ・サトル、ニンジャネームをサブジュケイターという、超大企業ヨロシサンのCEOだ。

ニンジャスレイヤーの世界が現在連載しているのは、第四部である。
一部から三部までの主人公であったフジキド・ケンジ=ニンジャスレイヤーは、第三部のクライマックスでニンジャスレイヤーではなくなった。
第四部は三部から10年後の世界を舞台に、新たなニンジャスレイヤーとなったマスラダ・カイの復讐劇を中心に、世界各国を飛び回る物語となった。

ニンジャスレイヤー作品は主人公達以外のキャラクターも魅力的に描かれている。

サブジュケイターは元々第一部~第三部の期間、ヨロシサン製薬に生み出され、使役されていたバイオニンジャであった。
彼は、彼以前に描写されていて人気のあったサヴァイバードージョーと呼ばれる集団の敵役として登場したニンジャであった。

第三部終盤ででヨロシサン製薬の首脳陣は全滅し、サブジュケイターもどうなったのかわからない状態であった。

第四部はメインシナリオのTwitter連載とは別に、ノートでサイドストーリーなどが展開されている。
そこに突如として現れたのがヨロシ・サトルCEOだった。
彼は常に余裕を見せつけ、ことある毎にCEOならば当然ですねと言った言動をとる面白い人物となっていた。
また、サブジュケイターとは関係のない地域で起こったサブストーリーの大規模な破壊行為に、頻繁に巻き込まれるという面白シーンを読者に見せつけてきた。

私はこのCEOはこういったキャラ付けで、ストーリーで何かある度、陰で巻き込まれては立て直してみせるキャラなのだろうと思っていた。

ところが現在進行中のメインストーリーに堂々と巻き込まれてきたのだ。
メインストーリー内でも面白CEO行動にはなんら変わりなく、楽しく連載を追っている。

同時期に2人も面白CEOを接種してしまい、ニューロンがやばいというお話でした。

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ペンテシレイアの名前を間違えていたことに気付いたので修正

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