空は雲一つなく
半月が浮かぶ
そこに
寄り添うように
引き寄せられるように
星が一つ輝いていた

二つで一つ
思わず
吸い込まれそうな程の
美しさは
一方が欠けては
成立し得なかった

奇跡の夜空は
軌跡の産物

澄み渡った
晩冬の絵画

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