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国立新美術館「テート美術館展」

「光」をテーマにしたテート美術館展。
絵画以外にも、映像や現代アートの展示もあって外国の美術館が出張してきてくれたんだーと実感できる。お客さんもなかなかの入り具合だけど、会場が広々していて人と身体がぶつからないのはありがたい。だがしかし…冷房キツイ💦外気との気温差にお腹がびっくりしたのか、途中お手洗い休憩を挟みながら、どうにか見終えた。 

基本的に撮影OKなのも、お客さん受けが良いのだろう。前半にも「光」を感じさせる素敵な絵があったけど、けっこう大きくて、お客さんも結構集まってたから、その写真は諦めた。

気に入ったものを挙げておきましょう

「私の妻の庭」 ジョン・ヤング=ハンター

庭に孔雀🦚…その昔、高校生だった時、日曜日に部活動で校庭にいたら、友人が「ちょっと!後ろ!」と私を指差す。「え?」と振り返ったら、そこにはどこから来たのか1羽の孔雀がいたではないか。
「あらーどこから来たのよ、アナタ」と話しかけても答えてはくれなかったけど、多分近所で飼われていたのかもしれない。校庭で孔雀を見たのは後にも先にもそれきりだったけど、以来孔雀の羽の模様とか、わりと好きである。

「ぶら下がったかけら」ペー・ホワイト
「ぶら下がったかけら」ペー・ホワイト (部分)

こういう作品を展示するのには、スタッフの皆さん苦労するだろうな。配置の順番とか決められているのだろうか?それとも今回みたいに出張展示の時は現地スタッフにお任せ、になるのだろうか。
天井からの距離はピタっと統一されているけど、アイテムごとの長さがまちまち、にもかかわらず全体を見ると不思議な統一感。


(左)ブリックレーンのスペクトル2
(右)私が愛するキングス・クロス駅、私を愛するキングス・クロス駅8
ディヴィッド・バチェラー

カラフルな色って見ていると元気出ますね。作品の中に同じ色がないし、似ていても光の強さで違うものに見える。こうして写真で振り返ると、見るたびに目がいく色がその都度違うのも面白い。同じ作者の作品だけど、片方は光と高さで見せて、もう一つは平面でのっぺりと塗られた素材で見せている。
作品とタイトルとの関連性は今ひとつよくわからないけど、きっと何かこういう空間を作りたかったんだろうな、と大雑把に捉えてみる。

他にも映像作品とかいろいろあって、猛暑でボーッとする脳にカツを入れられるような刺激が得られます。楽しかったです

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