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1年間の振り返り〜よしき編〜

こんにちは!めぐるめ福島班4年のよしきです!

このブログがあがる頃には少し寒さは和らいでいるでしょうか。このブログを書いてるタイミングは、関東で大雪が降った直後でまだまだ真冬並みの陽気が続いています。行事や予定が多くなる季節でもありますので、みなさん無理をしない程度に過ごしていきましょう!!

さて、今回のブログではめぐるめ福島班の活動を振り返ることをやっていこうと思います。普段は活動について俯瞰的に考える機会がなかなかないので、この最後のブログで今抱えている思いを率直な言葉で表せればと思います。よろしくお願いします!

5月、3年生が加わって初めての福島訪問!

1.活動内容の振り返り

めぐるめ福島班は創設2年目の若いプロジェクトであり、1年目(昨年度)は「耕作放棄地」、2年目(今年度)は「生産者と消費者の距離の遠さ」をテーマに活動してきました。いずれのテーマも農家の江川さんから伺った話や、実際に活動して気付いた課題感をもとに設定したものとなっています。

それぞれの課題を解決するために、1年目は先輩方と6次化企画に取り組み、2年目となる今年度は後輩たちと野菜セットの販売や飲食店企画などに取り組みました。

ここまでやってきて思うことは、活動の成果を測ることが想像以上に難しいということです。例えば、商売の世界では売り上げや利益という客観的指標で成果を図ることができますが、私たちの活動では、人々の心といった内面に働きかけることを目指しています。そういった意味で私たちの活動は定量的に成果を図ることは難しく、また、時間がかかるものだと考えます。

その一方で、2年目の福島班は以前よりも多くの人々の心に働きかけることができたのではないかと思います。夏の野菜セット販売では、ラジオ放送を通じて愛称候補を70人近くもの方からいただき、冬のサフラン企画でも連日多くの方にコラボ先のお店に足を運んでいただきました。

実際にサフラン企画では、お客さんと交流する機会もあり、江川さんの作物を中心としたコミュニケーションに花が咲き、私たちの活動が人々の心の部分に働きかけられていることを実感しました。活動成果を測ることは難しいと申しましたが、このような場面から、私たちの活動の意義を見出すことができたと思います。

福島班の活動が年数を重ねていくにあたって、少しずつこのような周囲の人たちと関係構築ができればと思います。普段の活動では忘れてしまいがちではありますが、私たちの活動には見えないところも含めて様々な形で関わってくれる人がいるということを、心に留めておきたいものですね。

夏の福島、野菜セットの畑からは生命力を感じられます

2.運営面での振り返り

今年度は前述した課題の解決のために複数のイベントを計画していました。野菜セット販売のほか、秋にかけて別の企画も考えていましたが、内容が変更になったり、実現できなかったりしたものもありました。

昨年、一つ上のけんしんさんはこのような振り返りブログで、「常に複数の選択肢を持っておくこと」の大切さを綴っていました。

複数の選択肢を持てると言うことは、それだけ自分たちの活動や理念に自信があるということだと考えます。今年度でいう「生産者と消費者の距離の遠さ」というような活動のコアな部分が丁寧に検討されていれば、そのゴールまでの道筋は複数描けるはずです。企画が一つ倒れてしまったときに、このような原点に立ち返ることはとても重要なことだと思います。

とはいえ、遂行できなかった企画があるということは、やはりその過程に何か問題があったということです。年度当初に作成した年間スケジュールと日頃から睨めっこしつつ、いつ、誰が、何を始めるべきだったかもっと擦り合わせる必要がありました。

今年度は関係者が増加したこと、異常気象に悩まされたこともあり、私たちの想定通りに進まない場面も多くありました。ただ、どのような状況に陥っても、メンバー同士で声を掛け合い、知恵を絞り出しながら組織としての持久力をつけていくことで、今後の福島班がさらに頼もしいプロジェクトに成長していくと思っています。

美しい夕焼け。そろそろあなたも福島に行ってみたくなったはず

3.個人の振り返り

私は年度はじめに「自ら動け」〜福島で自分を変える2023〜という個人的な抱負を掲げました。このテーマと今年度の自分を照らし合わせてみると、頑張ったと思えるところもありつつ、自分の弱さが出てしまったと思うこともありました。

「自ら動け」と自戒したものの、今置かれている状況や次にすべきことの把握を怠ってしまったように思います。一人で活動しているわけではないのだから、自分が知らないことがあっても普通のことだ。だからこそ、わからないことはもっと周囲に話を聞こう、大事なことはメモを取ろう、このようなマインドで活動に臨めたらよかったかもしれません。

一方で、福島訪問では「コツコツと目の前のことに取り組む」という自分の持ち味をいかせたと思います。特に夏休みには1週間福島に滞在し、猛暑の中農業に携わることができました。本当に大変で、1週間で真っ黒に日焼けしましたが、この経験を積んだことでその後の活動が生きた学びになりました。

めぐるめ福島班の一員としての活動はここで区切りとなりますが、2年間で積み上げてきたものの大きさを考えると、もっともっと福島に携わり続けたいものです。訪れるたびに新たな発見がある福島、温かく受け入れてくれる仲間が待ってる福島に今後も足を運び、江川さんやめぐるめの後輩に顔を出したいなと思います。関わろうとし続けることが「生産者と消費者の距離」を少しでも縮めることに繋がればとても嬉しいです。

サフランについていろいろ学べた1年でもありました。

★22期の二人へ!

2年間本当にお疲れ様でした!周囲から「バランスがいい」と言われる22期福島班だったけど、自分が最後まで活動できたのは間違いなくももかとあやののおかげです。

やってみようと思ったことを想像で終わらせずに行動で示してしまうももかと、視野が広くて細かいところにも気遣いができるあやのは本当に尊敬できるところがたくさんあります。一緒に活動できたからこそ自分自身の考えや行動へのヒントになったのかなと思います。

夏に1週間福島を訪れたとき、東京からレンタカーを借りてみんなで運転しながら福島まで往復し、現地でも一緒に畑作業したり、ときにはそれぞれの場所で分担して作業したり、なぜか毎日のように来夢のラーメンを食べに行ったりしたのもいい思い出です。毎回の訪問で3人揃ったのもすごく嬉しかったし(11月は日程分かれたけど)、今年度は4回も訪問できてとても充実してたと思います。

めぐるめの活動としては一旦みんな卒業ですが、今後も日を合わせて福島に集まって、畑作業をしたり美味しいお酒を飲んだりしながらゆっくり話したいなぁと(密かに)思っております笑

一緒に活動できて本当に楽しかった、ありがとう!!そしてこれからもよろしく!!!

★23期のみんなへ!

まずは福島班を選んでくれて本当にありがとう。そして、ディベートや三田論が忙しかった中でも一緒に福島班の活動に全力で取り組めたことは本当に嬉しく思います!

23期は私たちよりも人数が多く、すごく元気いっぱいの子達が多いです笑
最近は私も後輩と喋る機会が増え、日頃のゼミ活動も含めて本当に楽しかったです。福島に行くたびにみんなと仲良くなれた気がして、今後一緒に活動できないのが寂しいです涙

先日の福島訪問では、後輩たちと江川さんで来年度の活動について会議をしていたのですが(私は偶然そこに居合わせたので端から聞いていました)、しっかりと今年度の活動を踏まえた上で、新たな方向性についても検討していました。活動に対しての熱意が垣間見えて、本当に頼もしい後輩たちです。

4年生になると、大変なことや悩むこと、メンバー同士で意見が食い違うことも出てくるかもしれないけれど、何回も原点に立ち返って、意思の疎通を図りながら、かつ、チャレンジ精神を持って次の1年を楽しんでほしいです!応援してます!!

★江川さんへ!

2年間、本当にお世話になりました!江川さんは非常に学生思いで、農作業などで忙しいにも関わらず、私たちの訪問の際には毎回必ず時間を作ってくださり、畑作業や喜多方の街中を案内してくださいました。

昨年4月の福島班ガイダンスの際には、わざわざ福島から三田キャンパスまで来てくださり、グループワークにも参加してくださいました!(当時は喉の調子が悪かった中本当にありがとうございました、、)その後多くの3年生に入ってもらうことができ、福島班がさらに活気づいたように思います。

今年度は江川さんにお会いする機会を多く持てたことで、江川さんの素敵な人柄や農業の大変さ、かけがえのなさといったものに気づくことができました。アスパラガスをはじめとする江川さんの野菜は、食べるたびにとっても幸せな気持ちになり、もっともっと野菜づくりに携わってみたいと思いました。

卒業後も、江川さんのアスパラガスを食べに、そして畑のお手伝いにいつでも行くので、これからもよろしくお願いします!!

書きたいことを思う存分書いたところで、まさかのゼミの振り返りブログよりも長くなってしまいました汗、、この辺で筆を置きます。

3年目の福島班も、ぜひ応援よろしくお願いします!!


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