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世界経済は、今年6.0%成長するのか?

こんばんは、FPむーです。

アメリカのNYダウが最高値更新した話とか(→なんでNYダウ最高値更新したの?)、日本の9478社にアンケートをとった話とか(→日本の景気はどうなるの?)をこれまで書いてきましたが。

世界的にはどうなのか?
2021年ももうすぐ半分ですが(書いてて驚いた、そうか)、世界経済はどうなるのか。気になる方も多いと思います。


このnoteの趣旨は、「経済が分かるようになるnote」です。なので、出来るだけ一次情報をベースに、そしてこれを読んだみなさまは一次情報に当たれるように、と思って書いています。

世界経済の見通しの一次情報と言えばこれ!
IMFの見通し!!

ということで、
IMFが発表した世界経済の見通しはこちら。


IMFが発表した主要国の見通しはこんな感じ。
まとめますね。

◆世界経済、主要国経済の見通し

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世界経済
2021年:6.0%(0.5%上方修正)
2022年:4.4%(0.2%上方修正)

日本
2021年:3.3%(0.2%上方修正)
2022年:2.5%(0.1%上方修正)

アメリカ
2021年:6.4%(1.3%上方修正)
2022年:3.5%(1.0%上方修正)

ユーロ圏
2021年:4.4%(0.2%上方修正)
2022年:3.8%(0.2%上方修正)

イギリス
2021年:5.3%(0.8%上方修正)
2022年:5.1%(0.1%上方修正)

中国
2021年:8.4%(0.3%上方修正)
2022年:5.6%(修正なし)

インド
2021年:12.5%(1.0%上方修正)
2022年:6.9%(0.1%上方修正)

ブラジル
2021年:3.7%(0.1%上方修正)
2022年:2.6%(修正なし)


他の国や地域を知りたい方は、こちらをどうぞ。


それにしても、インド、12.5%ってすごくない!?っていうか、世界経済は6.0%成長するけど、日本経済は3.3%なのかぁ。まぁそうだよね。アメリカも6.6%も成長するんだって!この数字、統計とった1970年代以降、最高値なんですよ!

本当に世界経済全体で、6.0%も成長するのだろうか?
コロナの影響をどこまで織り込んでいるんだろう?
って思ったそこのあなたへ。

IMFの見解を見てみましょう。


◆IMFの見解

2021年3月23日
説明: 世界の成長は2021年に6%と予測され、2022年には4.4%に落ち着きます。2021年と2022年の予測は、2020年10月のWEOよりも強力です。上方修正は、いくつかの大国での追加の財政支援、2021年後半に予想されるワクチンによる回復、および抑制された流動性への経済活動の継続的な適応を反映しています。パンデミックの経路、ワクチンによる正常化への架け橋を提供するための政策支援の有効性、および財政状態の進展に関連して、この見通しは高い不確実性を取り囲んでいます。
(原文を和訳したもの)

「いくつかの大国での追加の財政支援」の一部については、この記事を読んでみて!けっこう反響が大きかったので、オススメです。

「高い不確実性」って、まぁそうだよね。2021年は本当にそうだと思う。コロナのワクチン接種がどこまで進むのか。感染者数はどこでピークアウトするのか。ウィズコロナ、アフターコロナはどうなるのか。今まで以上に不確実性が増しています。

IMF(国際通貨基金)は、4月と10月の年2回、「(WEO)World Economic Outlook」という経済見通しを発表しています。

ちなみに、OECD(経済協力開発機構)は、6月ごろと11月ごろ。
世界銀行は1月と6月。

つまり、次の6月には、OECDと世界銀行が経済見通しを発表します。
コロナの感染者数が増えている今日この頃。
どういう見通しになるか、みなさんも注目してみてください。


そして今日は、世界経済は今年6.0%成長するっていうことを、覚えて帰ってください。


(1539字)



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