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新しいことに挑戦し続けたあの人

こんにちは。佐々木です。

「まずはやってみよう、ダメならその時考えよう」みたいな論ってあるじゃないですか。トライアンドエラーみたいな。人生短いんだからやりたいことやろうぜ的な。まずは一歩踏み出そうぜ的な。PDCAではひたすらDDDDみたいな。挑戦しない人生よりも挑戦して後悔する人生を的な。そういう生き方をする人ってすごく眩しいし人生充実しているな〜って思います。

しかし、「やってみてダメだったら考えようぜ」が通用しないジャンルが存在するのも事実です。
私の友人で、新しいものはとりあえず試してみるという非常に前向きな人がいました。エネルギッシュで見ていると元気をもらえる人だと思っていたのですが、今は事業を畳んでしまったようです。

新しいSNSが出て来れば必ず試していたし、動画を制作したり、独立起業にも挑戦して、法人成りも達成したし、すごく前向き。絵に描いたような「まずはやってみよう」の人でした。

なぜその人がいなくなってしまったか、全てを理解しているわけではありません。でも、一つ見ていて思ったのは「まずはやってみようよ」が通用しないジャンルに飛び込んでいってうまくいかなかったのでは・・と思います。

その一例として挙げられるのがクラウドファンディングなのですが、クラファンって一歩間違えると信頼関係をお金に換える手法です。私が思うクラファンは、「社会貢献性が高い事業だけれど、資金調達が難しい。だから共感した人は協力してください!」というのがベースにあると思っています。もしかしたらそれはクラファン初期の頃の考えなのかもしれないけれど。
件の方は、「やりたい事業がある」というよりも、「クラファンというものがあるらしい。新しいことに挑戦してみたい」みたいな雰囲気でクラファンに挑戦していたように見えました。クラファンって直訳すると「お金出してください!」と周囲にお願いすることに他ならないので、「私のインスタフォローしてください!」みたいなノリで言うのはちょっと重すぎる。

起業家として、アイデアを出し、いろんなことに挑戦して学びを得て、経験値を上げていくことは素晴らしいことだと思います。割と慎重というか不安が先に立つタイプの私にとって、そういう人は眩しくもあります。

ですが、その裏側にあるリスクを考慮できないと、何か大きなものを失うかもしれません。

もしかしたら彼は羅針盤のようなものを持っているようで持っていなかったのかもしれません。進むべき方角が見えないまま、目の前の初めて見る果実をウキウキした気分で齧ってきたのかもしれません。
最初は運良くそれでうまくいき続けたのかもしれません。その結果、毒のようなものを喰らってしまったのかも。

ふと気になって検索を掛けましたが、SNSアカウント等は消えており、その方は今どこで何をしているか分かりませんでした。
どうか、その彼が今幸せでありますように。



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