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いろいろ考えたけど

今年のフジロックには行かない、という決断をしました。
ここ1か月くらい考えていたことと自分のフジロックへの思いをハイネケン飲みながら書こうと思います。




まず、今年はフジロック行こうかな、と思った最初のきっかけは冬の終わりに旦那がコロナ陽性になったことだった。

自分も含め我が家はコロナ禍以降外食も遠出もほとんどせず、実家にすら帰らず、外に出ることといえば仕事と近所の買い物と病院くらい。
こんなに長いこと色々気をつけて我慢していてもコロナにかかってしまうなら、やりたいこと我慢しすぎないほうがいいんじゃないか、と思ってしまったのだ。


幸い旦那は軽症中の軽症で、自分も家庭内隔離を徹底し、感染することがないまま自宅待機期間が終わり、日常が戻ってきた。



それから少しして旦那からの一言

「今年はフェス、いけば?」





旦那はフジロックはもちろんフェスというものに全く興味がない。
私が聴いている音楽にも1ミリも興味ない。
私が毎年フェスに行っていたことは知っていても、それがどんなものかたぶんよくわかっていない。
私にとってどれだけ大切なものかということもわかっていない。


自分からそんなことを言ってきたのは、これが初めてだった。



私はその一言がとてもうれしくて、今年はフジロックに行こう…!そう思って胸が高鳴った。

夏が、帰ってくる。






職場に休み希望を出した。

だけどチケットを買うのに、どうしても踏ん切りがつかなかった。


気づけば開催まで1か月を切り、タイムテーブルが発表されていた。


いつもなら、わくわくしながらタイムテーブルを見て、空いた時間を見つけてはフジロック10周年の時に発売されたDVDを観て、当日までに気持ちを高めていく時期なのに。





最後の最後まで悩んでいた。

苗場に帰りたいという気持ちがあるのはもちろんそうなんだけど、今年はDinosaur Jr.とSay Sue Meが観たかったから。


今年開催してくれることで、来年またフジロックがあるかもしれない希望は生まれたわけだけど、今年きたアーティストは来年はこないでしょ。






じゃあ何で行かないことにしたかって、それは、なんとなく、だ。







行かない理由を明文化しようとすればまあできるんだけど、いちばんしっくりくる言葉は「なんとなく」。
直感に近いようなもの。


たぶんこんなに迷うっていう時点で何かが自分の中でひっかかっていて、今年はまだ私の行くタイミングではないんだ、そういうことだ、と今朝起きた時にすっと、納得した。







フジロックは私の人生の中で最優先事項であったはずなのに、行くことにこんなに迷って、最終的に行かない決断をする日がくるなんて、思いもしなかった。

そう、フジロックに行けるなら、どんなことでもがんばれたのだ、私は。






おととしはそもそも開催がなく、去年は邦楽勢のみで酒なしだからまだしょうがないって思えたんだけど、今年行かないことにしたのは、正直かなりつらい。


だけどフジロックは手放しで、何の心配もなく、よっしゃー行くぞーー!って楽しめる時が来たら行きたいんだろうな、私は。
人生でいちばん最初に行ったいちばん大好きなフェスだから、行かなきゃよかったなんて、絶対に思いたくないんだよ。






本当にぎりぎりまで、かなり迷った。


でもいつも、ラインナップが発表されて、タイムテーブルが出て、DVDちょこちょこ観ながらテンション上げて、持ち物確認して必要なもの買ったりして、

そういう過程も全部、フジロックだから。


今年は7月に入ってもそこに到達することができなかったから、来年か、もっと先になるかはわからないけどそういうフジロックが自分に戻ってくることを心から願っている。






やっぱり晴れた苗場のグリーンステージで飲むハイネケンがこの世でいちばん美味いビールだと思ってるし。


大雨の中、ビールに雨入って、雨飲んでんのかビール飲んでんのかわかんない状況で飲むビール、意味わかんないほど楽しいし。






あとはやっぱり娘をフジロックに一度は連れていきたいんだよね。2回目以降は本人に任せるけど。


娘、まだ和式便所使えないから、その時までにできるようにしとかなきゃなーと、思っています。

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