2020年を振り返る

多くの人にとってそうだったように、今年は今までと全く違った1年だった。

当たり前のように行っていたライブに行けなくなって日々もやもやが加速していく中、仕事には当然のように行かなきゃならなくて。

今年行ったライブは結局1月下旬のクロマニヨンズだけだった。


3月のGREEN DAY、6月のamerican footballとThe Birthday、10月のケミカルブラザーズ。
行くはずだったライブは全て延期や中止になって、中でもケミカルの来日公演中止は自分でも想像以上にショックがでかかった。


ライブは今少ない人数で感染防止対策をしながら再開されてはいるけれど、
行きたい気持ちは山々だけど、
自分の仕事を考えたらやっぱりまだ行くことはできないな、と思う。

自分は障がいを持つ人が入所する施設で働いているのだが、施設の利用者さんは障がいとともに持病のある人が大半で、万が一ウイルスを持ち込んでしまった場合、命に関わる可能性がかなり高い。


年間ベストをあげるほど新譜を聴いていないのはいつものことだけど、音楽を聴く媒体としてずっとCDがメインだった自分が、今年は全然CDを聴かなかった。

理由はいくつかあって、ひとつはCDをあまり買わなかったこと。

いつもボーナスが入ると渋谷のタワレコに行ってまとめてCDを買う、というのをやってるんだけど、今年はこういう状況だったし、多分渋谷のタワレコ1回も行ってない気がする。

もうひとつはCDを聴く環境が整っていなかったこと。
部屋にもリビングにもCDを再生するコンポ?プレイヤー?があったけど、どっちも調子が悪くてどうやら壊れてしまったっぽい。
来年は新しいの買って、ちゃんとCD聴きたい。


あと単純に、アルバム1枚聴く時間がないってのもある。

子どもがいる時はどうしても、家事や保育園の支度をスムーズにするために子どもの好きなYouTubeに頼りがちで、自分の好きな音楽聴けるのは平日なんて職場に向かう片道1時間以内×2回でサブスク使うぐらいだし。
ひとりの休日は次から次へとやることがあって、それをこなしながらBGMが必要な時は小間切れでサブスク使って気になる音楽をチェックするとかが多かった気がする。

そんな中でも、GEZANの狂(KLUE)は自分の中で今年を象徴するアルバムだったなと思う。


緊急事態宣言の頃なんかは特にGEZANばっかり聴いていた。
世の中がどうなろうと仕事は休みにはならないので、先が見えない中ライブという生きる希望がなくなりながらもとにかく仕事に行き、平日休みの日は保育園自主休園。どこにも出かけられず、わんぱく&わがままざかりの2歳児となんとか一日を過ごす。

そんな日々の繰り返しで東京とか赤曜日を聴きながらなんとか自分を鼓舞して仕事に行っていた気がする。

夏になったらNEVER ENDROLL。
私はこのアルバムが本当に好きで、夏の間じゅう早番で出勤する時はいつもこれを聴いていた。
特にblue hourが大好きで、この曲の
『映画で言うと今はわずか冒頭の15分』
『当たり前だった日々を奇跡と呼べるお前と行け』
というフレーズは何回聴いてもぐっとくる。




秋冬は最近メジャーデビューもした羊文学をよく聴いていた気がする。












そんな今年、自分史上最大の出来事はなんといってもキスマイにハマってしまったことでしょう。


まさか人生でこんなにジャニーズにハマる時がくるなんて、自分がいちばんびっくりしてる。





心の支えである夏フェスがなくなってすっかり生きる意味を失いかけた私に元気を与えてくれたキスマイには本当に感謝しかない。出会えて良かった。



2020が終わろうとしている今、頭の中に流れているのはキスマイのThank youじゃん!です。


来年はどんな年になるんだろうなあ…

ライブハウスにはまだまだ行けないけど、フジロックはやるなら行きたいなあ、行ってもいいかなあ…?

実家にもずいぶん帰ってないけどいつまで我慢するばいいんだろ。



まだまだ先の見えない渦の中にいる感じがするけれども、そんな中でも楽しく生きる努力はしていきたいなあと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?