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『エンド・オブ・ライフ』を読みました

ノンフィクションライター佐々涼子さんが書いた在宅医療の本
~ 終末期を過ごす人たちが教えてくれた理想の生き方 ~

2013年の取材と2018~19年が入り混じりながら物語は進みます。

医師からの視点、看護師からの視点、患者からの視点、家族からの視点
いくつかの終末期の話を通して、在宅医療について考えさせられます。

命の選択
どれほど社会サービスが発達しようともカギを握るのは同居の家族
家族愛という言葉で抱え込んだり、縛られたりする
助かるための選択肢が増えたが、選択することが過酷さを増している

医師の選択

いい死に方をするには、きちんとした医療知識を身に付けた医師に巡り合うこと
どうやって穏やかな死を迎えてもらうかデザインすることも医師にとって必要な仕事
最期のの数週間のプロデュース
本人の意思に反する延命措置をしない
臨終間際の意識コントロール
満足のいく旅立ちの時を作れるかどうかは医師の死生観、腕にかかっている

好きなように生きた人に教えられること

もっと好きなように生きてもいいのかもしれない
誰にも迷惑をかけずに生きることなど不可能なのだから
人間は生まれた時にひとりで何も出来ないように、最後も誰かの手を借りる時が来る

在宅医療の最も幸せな過ごし方

好きな人と
好きなものを食べ
好きな場所に出掛ける
名前もつかないありふれた日々を過ごす


いくつかの家族の終末期の話と共に、
訪問医療の看護師の終末期医療の話。
取材をする側だった彼が死を受け入れ、
死の準備をしていく心の動き。

それぞれの家族の選択。

私が死を間際にした時に、ここに出てくる方々のように周りを気遣うことが出来るだろうか?
最期に何を望むだろうか?

失くす時に気付くのではなくて…
何となく過ぎていく日がかけがえのない1日
何にもない普通の日がとっても大事な1日
ついつい忘れがちだけど、時間は有限

最期をプロデュースしてくれる医師選びは慎重にやらないと!
最期はひっそりと枯れるように……が理想☆

最後まで読んでいただき、ありがとうございます♡

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