育児の何が大変か
息子は可愛い
なんとも愛おしく
純粋に私を必要としてくれる
息子と遊ぶ時間は穏やかで微笑ましく
何にも代え難い
そんな風に頭の中でよく思う
ふと、目の前の、手元、足元にある今
家事の最中、スキンケアの最中、
「遊んでよ」とせがむ、息子の声に感じるのは
退屈、窮屈、不自由さ
頭の中と、目の前の現実
息子と私、登場人物は同じなのに
別世界
目の前の息子をおざなりにして、
頭の中のイメージに浸っている瞬間がある
だめだ
こんな母親は、いない方がいいじゃないか
と、悲観的な私
そんなこと言って、
いなくなる気もないくせに、しっかりしろ
ほどほどにがんばれ
と、現実的な私
その葛藤が、
育児の苦労の核ではないか
「育児、たいへん?」
若いお母さんへの、よくある質問だけれども
「まぁね、大変だねー」「寝られないしね」
と答えてみても、
それは、大変さのほんの少し、ただの上澄み
理想と現実
できること、できないこと
できると思っていたのにできていないこと
できない自分
がんばれない自分
妥協、諦め、情けなさ
それでも毎日が進む
そんな思いを
言葉にしたところで、どうなるものか
他人に聞かせて、どうなるものか
そう思っていたけど
やっぱり吐き出す意味はある
ここまで書いて、思うことは、
できる事をやる
前を向いて、今を見て
できる事をやる。
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