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手編みニット小物のレーベルMEG KNITTINGを運営。企画から制作、卸までひとりの…

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手編みニット小物のレーベルMEG KNITTINGを運営。企画から制作、卸までひとりの手で行う。

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MEG KNITTINGを始めた頃から もうひとつの靴下のことは 考えていた。ただ実現するにはたくさんの障害があり オーダー品を制作することに時間を取られ(有難いことなのだが) 頭の中で何度も試作し 目数を調整してみるも 自分の思い描く靴下にはほど遠く。 あぁ、もう駄目かも、、、と思っていた10年目、 ふと手を動かしているときにあれこれ浮かんできたものだから 試作を繰り返したところ その時がやってきた。 この10年はなんだったのか?!と思うほど呆気なく。 でもその10年が生

    • 負のエネルギー

      靴下をひたすら編み、卸すという仕事をもう何年も続けている。靴下というものはどうしても体重がかかり、擦れることで糸が徐々にすり減り、最後の細〜い1本が切れるとニットは全て繋がっているので穴という形になる。かろうじて繋がっていた1本の時に気がついてお直しをすればいいのだが、大概のひとが「まだ大丈夫」と思うのか、ある日突然大きな穴が空いて驚く。 そんな靴下たちが私の元へ戻ってくるのだが、制作優先なのでお直しは少しの間置いてきぼりになる。私には霊感とかその類は無いと思うのだけど、こ

      • イヤな劣化の仕方をするものは使わない

        このところSDGSだなんだかんだと、新素材が続々と出ている。開発部門は躍起になっているはず。 でも、ちょっと待って。化学繊維の一部は石油から出来ている。ということは、なかなか自然に還らないんだよね? それってどうなのかなぁ。 商社から糸を買っているのだけど、扱っている糸で化繊混の多いこと多いこと。良い糸を作っている会社を見つけるのが本当に難しい。いつから日本はこうなってしまったのだろう。 私たち消費者にも責任があるんじゃないだろうか。 小学生くらいの小さな頃から私は化繊

        • 癖を付ける

          編んで仕上げて、編んで仕上げてを繰り返していてふと気がつくと1週間が終わっていて、あれ?私、今週何したっけ?と思う日々。 そんな日々でも印象に残る言葉、とかモヤモヤする言葉にも出会う。2022年、というかここ数年気をつけたい、と思っているのは「なるべくマイナスの言葉を使わない」ということ。 私の仕事はひたすら店主さんやお客さまに待っていただく。そのため「お待たせしてすみません」とか言いがち。でもよく考えてみれば、先方は待つことは了承済みで、わたしが怠けて遅れたわけでもない