太陽


セブンスターのからの袋が捨てられていて、

時間が一気に過去へ戻った。

捨てられ方も、朝露と朝日をあび

時代が過ぎ去ったと思えた。

何も怖いものなどないという確信に満ちた毎日は、ハラハラな綱渡りをしていたのだと今ならわかる。


今、こうして綱から落ちずに命拾いした背後に、大いなる力を感じる。

間違っていた自分

勘違いしていた自分

苦しんだ自分

でも、なぜだか笑顔が残されていた。


太陽か


振り返り手を合わせた。


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