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って話

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短い話です。
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記事一覧

1/31 ばーちゃん

「ばーちゃん?」  線香の煙越しに誰かが立っていた。僕はそれを直感的にばーちゃんだと思っ…

1/30 ツバ

 駅のホーム。15秒に1回くらいのサイクルで、ホームの柱に向かってツバを吐いている男がいた…

1/29 夏休みの自由研究、って話

「アリジゴクがウスバカゲロウに羽化する瞬間と、ボウフラが蚊に羽化する瞬間どっちが見たい?…

1/28 下駄箱の向こうの彼、って話(下)

 (上)はこちらから。  イタズラを始めてからすぐに夏休みを迎えた。その間もずっと「今度は…

1/27 下駄箱の向こうの彼、って話(上)

 下駄箱の向こう側の彼に私が接触し始めたのは、入学して3か月が経った頃だっただろうか。 …

1/26 河童の川流れ、って話

 河原を散歩していると河童が川で溺れていた。  珍しい、泳げない河童もいるんだなと最初は…

1/25 脳が咲いちゃった、って話

 幼稚園のときの話。  ある日、知恵ちゃんとままごとをしていたら「ポコッ」とワインの栓が抜けたような小気味良い音がして、「なんだろう」と顔を上げたら知恵ちゃんの頭のてっぺんから何かが勢いよく噴き出ていた。  それは文字と記号と数字を重ねて適当に線を間引きしたような、読めそうで読めない何かだった。色とりどりに彩色されて、しゃぼん玉のようにしばらく宙をふわふわと漂ってからパチンと弾けてしまう。  知恵ちゃんの脳みそが咲いちゃったんだと私は思った。知恵ちゃんの脳みそに種みたいなも

1/24 飛び出た財布、って話

 フィクションです。  その日は、太陽がテラテラと照りつけて地面には陽炎がユラユラと揺れ…

1/23 人魚の解剖、って話

この前の医学部の解剖実習で、 人魚の解剖をしてたとき、 同期の男の子がまず耳をそぎ落とし…

1/22 朝焼けを掴んだ、って話

朝焼けが綺麗で、 手を伸ばしたら、 どんどん腕が伸びていって、 「あれ?」って驚きが全身…

1/21 外国人のおじさんが私を幸せにしてくれた、って話

駅のホームで電車を待ってて、 後ろから何か話しかけられたので振り向くと、 外国人のおじさ…