南へ

呪術廻戦本誌のネタバレ含みます。
支離滅裂、キモオタの戯言でも良ければどうぞ。



五条悟が死んだ。
先週の水曜日に早バレを踏み、何が何だかわからず、動悸を抑えながらようつべを深追いしてしまい、渋谷事変で無量空処を喰らった一般人の如く立ち尽くしてからの今日。


最初は「生徒への言及なし?!」「とーじのことは自分で伝えるんじゃなかったの?! 硝子に甘えすぎ、伝書鳩にするな!」「結局過去に戻りたいってこと……?」と、ぐるぐるぐるぐる考えてしまい。Twitterで色んな人の考察を読みつつ、自分の意見も加味しながら少しずつ納得できてきたような……そんな感じです今。
とりあえず、金カム尾形の時のような「ふざけんな!!!!」感はない事に安堵している。


以下、自分の解釈と思いを箇条書きで。

・「生徒への言及はないのか?」
多分ないことはない。思ったけど、ナナミンが「後ろ向きな私が未来へ賭けた」に、「そっか」「これが僕の妄想じゃないことを祈るよ」と悟は答えた=悟も未来へ賭けてきた=後進を今まで育ててきた=これが生徒への言及で、自分が教師をしたことは間違っていないと思っている。

・多方面からクズって言われてきて、原作者からも五条はやめとけと言われてきた悟。「言うほどでもなくね?」と思ってたけど、今日の話で納得した。過去編で覚醒した後、理子ちゃんの死を悲しんでいないどうでもいいと思ってたことに、「え?」と思ってたけど、これでスッキリした。根っこの性格ががもうイカれてた。

・私は五条悟を、性格は一般人だった夏油傑の内面を理解したいんだと思ってて。傑のやったことは理解できても、気持ちまでは理解できなかったから、それを理解したい。だから、教職を選んだ。理解するには、サンプルが必要で。
高専は、自然と呪術師のサンプルが集まるから、場所に自身が身を置くことでありとあらゆる一般的な感性を持つ人間が、こういうシチュエーションではこういう感情を覚え、こういう言動をするっていうのを俯瞰で見たかったからだと思ってて。
だから、今回「生き物としての線引きがあったのかな」と五条悟が言ってて、自分の解釈とは一応一致してた。今までの心の底では無関心っぽい雰囲気も好きだったし。

五条悟は強者以外を「花」と割と綺麗に捉えていて、むしろサンプル呼ばわりした私の方が人の心がない。

・五条悟が、ただただ人間であったことにすごく興奮した。生徒のことも愛していたけど、アオハルが自分の中では一番大事で、それを宝物にして、ひとりで侘しいけど、頑張って頑張ってうんせうんせと花を育て愛で、先生してて。でもそれを生徒には直接言わないのが良かった。生徒、子供には弱いとこ見せないで、よっかからずにちゃんと先生として、大人として接して、でもその代わり、旧友や恩師の前ではその鎧を脱ぐ。ちゃんとTPO弁えて自分をコントロールしてたんだな〜と思えてますます好きになりました。かわいいな。夜蛾センの指導はちゃんと無下限解くのとか、そうじゃない?

・純粋な気持ちだけで、「後進育成頑張るぞ⭐︎」じゃなくて、ただただ自分の大好きな人にそばにいて欲しい、大好きな時に戻りたいと思っている五条悟がいじらしい。かわいい。今回、彼の心の一番柔らかいところを見せてくれた気がして、私は悲しさと同時に愛しさが込み上げてきてる。

・戦闘ジャンキーな五条悟、楽しい。

・宿儺に申し訳なく思ってるのわかる。わかるよ。自分が全力出し切ったのに、相手はそうじゃないってキツイよな。こっちだけ満足してスマンてなるよな。

・原作者に言いたいことはごまんとあるが、原作者の「人間は多面的、自分が見てる部分はその人の一部でしかない」の描き方がめちゃくちゃうまいなぁ、と。この部分と死生観と、躊躇いなくキャラを殺すところはとても好き。


一応こんな感じです。
なんか思えば追記する。
ただただお疲れさまでした。南でみんなと楽しく過ごしてね。偶には帰ってきてね。めんそーれ!!

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