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Path of Exile初心者でも赤マップ周回できた耐性の積み上げ方

赤マップ、特にティア16マップでも安定した周回ができたビルドをベースに、どのように元素+/混沌耐性、物理ダメージ軽減(主にアーマー)等をどのように積んでいるのかを紹介します。

マップ入り後の「元素耐性75%」は最優先事項

元素/混沌耐性は主にギア(装備)とパッシブツリーで積むことになります。マップ入り(Act10クリア後)の時点では、耐性を全く積まない場合-60%が初期値になります。

一方、poeのマップ入り後は、プレイヤーが元素耐性をすべて75%まで盛っている前提で設計されています。火、冷気、雷の3耐性のどれかが75%に達していないだけで、白マップ周回すら苦労するかもしれません。黄マップ周回は無謀と言っていいでしょう。

まずはAct10クリア後に耐性を見直し、なんとか各元素耐性が75%になるようにギアを調整する必要があります。Actラン中から耐性値の良いリング、アミュレット、ベルトあたりはスタッシュに取っておくと捗ります。

現在のギアのサフィックスモッドに空きがあれば、クラフトベンチで耐性を補うことができます。また、トレードでお手頃なギアがあれば購入しても良いかもしれません。

ギアだけでは足りない場合、パッシブツリーで元素耐性が上昇するパッシブを一時的に確保できないか探してみてください。マップを進めるうちに耐性を確保できるギアが見つかったときにパッシブを振りなおせばよいので。

また、パッシブに余裕があればパッシブツリーのジュエルソケットを使って、ジュエルで耐性を確保するという手もあります。

最大ライフ増加などがあればなお良し

あとは、ピュリティオブエレメンツのオーラは元素耐性25%でさらに全元素状態異常が無効となかなか強力です(むしろ状態異常無効のために採用されることも多い)。マナ50%リザーブがかなり重いですが、余裕があればこちらもどうぞ。

混沌耐性は黄マップ時点で最低0%、そこから徐々に盛っていく

混沌耐性はアセンダンシーやパッシブの取り方によっては元素耐性より確保が難しいように思いました。というのも、そもそも混沌耐性が他の耐性に比べてギアにつく確率が低く設定されているからです。

ただし、poeでは敵からの混沌ダメージ自体が小さめに設定されているようで、元素耐性よりは優先順位が下がります。

とはいえ、混沌耐性がマイナスのままではモンスターレベルが上がるごとに(=マップのティアが上がるごとに)だんだんと被ダメがきつくなります。特に、混沌持続ダメージを与える状態異常である毒がきついです。毒はスタックするので。

また、混沌ダメージはES(エナジーシールド)を無視して直接ライフにダメージを与えるため、エナジーシールドで耐久を確保している場合は対策の優先順位がさらに高まります。

ライフ主体の場合は、黄マップ入り時点では少なくとも0%になるように、混沌耐性のついたギアなどをその都度確保していくと良いですね。私の場合、レアのアメジストの指輪がドロップしたら毎回鑑定して使えそうならストックしていました。

暗黙モッドに「混沌耐性 +X%」がデフォルトでのるアメジストの指輪は混沌対策の定番。
さらに明示モッドに高ティアの混沌耐性がついているとトレードでも高値がついたり。

ビルドにマッチして耐性も強い装備のつくりかた

硬くて火力の出るビルドを目指すほどに、ギアの要件はどんどん厳しくなります。エッセンスなどでクラフトをしても、必要なモッドが増えれば増えるほど、なかなかぴったりなものに出会えなくなります。

そこでおすすめなのは、必要なモッドがフラクチャー(固定)されたギアを入手してクラフトする方法です。

通常と色が異なる「混沌耐性 +24%」がフラクチャー(固定)されたモッド
この装備自体は大してモッドが厳選できていないので良い例ではないです汗

フラクチャーされたモッドは、クラフトをしてもそこだけは変更されず、消えることもありません(アイテムのモッドをすべて取り除く精錬のオーブでも消去不可)。

フラクチャーされたアイテムはレアモンスターがたまに落としたり、ハイストなどで拾えたりします。トレードでほしいモッドがフラクチャーされたアイテムが安く買える場合もあるので、探してみるのも良いかも。

最大耐性と耐性の超過分について

数値の左側が最大耐性、右側かっこ内がギア等で積んでいる耐性値

最大耐性が盛れると相当硬くなる

Path of Exileの最大耐性はデフォルトで75%に設定されています。最大耐性はパッシブやギアで上げることが(下げることも)できます。

火の耐性がデフォルト最大の75%の場合、10,000火ダメージを受けるところ、2,500で済みます。最大火耐性が76%の場合、2,400となり、さらに100軽減できます。

1%しか変わらないように見えますが、

(2,500 - 2,400) ÷ 2,500 × 100 = 4%

と、2,500という元々の被ダメを基に見た場合は4%のダメージ軽減となれば、意外と馬鹿になりません。ライフ5,000なら2,500ダメージ2発でデスとなるところ、2,400ダメージなら2発耐えられます。なんならライフ4,900でもデスしなくなります。強い。

各耐性をしっかり積んだうえで、さらに硬くしたい場合は最大耐性(ともちろんライフ+ES)を上げられないか検討してみるのも良いかもしれません。

耐性低下のデバフ対策に耐性超過分も大事

どれだけ耐性値を積んでも、最大耐性以上の被ダメ減少は望めません。しかし、それでも元素耐性に関しては最大耐性+αの耐性を盛ることが推奨されています。

マップではエレメンタルウィークネスや曝露など耐性を低下させるデバフ・呪いをかけてくるモンスターに遭遇することがあります。マップのモッドで恒久的に呪いやデバフをかけるものもあります。

こうした耐性低下効果は最大耐性でなく実際に積んでいる耐性値(英語版ではuncapped resistance)からマイナスされていきます

エレメンタルウィークネス(元素耐性-33%)を受けた場合
・最大耐性75%、耐性値120%のケース
120% - 33% = 87% → 最大耐性75% を維持
・最大耐性80%、耐性値100%のケース
100% - 33% = 67% → 最大耐性67% に減少

※Grim Dawnと同様

耐性低下のデバフをあらかじめ見越して、可能なら最大耐性を多少超過するように耐性値を盛ったほうがよい、というわけです。

ちなみに、呪いについては耐性をできるだけ確保する以外に、そもそも敵からの呪いの効果を下げるという対策も可能です。フラスコ等で「呪いを取り除く」「プレイヤーに対する呪いの効果がX%減少する」というモッドがあります。パッシブでも一部マスタリーで呪いの効果を20%減少させてくれるものがあるので、ティア16マップ周回を安定化させるためには意識してみてもよいでしょう。
※曝露など呪い以外のデバフはこの方法では対策できません

おまけ:エンデュランスチャージの活用

各種チャージは有効活用できると強い。ビルドによっては必須級。

エンデュランスチャージはチャージを1獲得するごとに物理ダメージ軽減率と元素耐性が4%されます。チャージの最大量はデフォルトで3ですが、画像のジャガーノートは最大6までエンデュランスチャージを獲得できるので、物理ダメージ軽減率と元素耐性が最大24%加算されます。強い。

各種チャージはパッシブツリーやスキルなどで「敵を倒したとき」「敵をスタンさせたとき」「ヒットを受けた時」「クリティカルヒットしたとき」など様々な条件で獲得できるようになります。逆に言えば、獲得手段が用意できなければチャージは溜まりません。

ジャガーノートはパッシブでエンデュランスチャージの獲得が可能に

スキルの効果もあり、交戦中はほぼ常時最大値を確保できるとはいえ、あくまで条件付きで得られるバフなので、過信は禁物。

おまけのおまけ:敵のダメージ属性を得意な耐性で受ける

ギアのモッドの中に「ヒットによる〇〇ダメージのX%を△△ダメージとして受ける」というものがあります。

画像の「ヒットによる物理ダメージの20%を火ダメージとして受ける」のモッドの使い道としては、たとえば、物理ダメージ軽減率は50%、最大火耐性は80%といった場合に有効になります。

「ヒットによる物理ダメージの20%を火ダメージとして受ける」なしの場合の被ダメージは
10,000物理ダメージ × 物理軽減50%/100 = 5,000物理ダメージ
となります。

一方、「ヒットによる物理ダメージの20%を火ダメージとして受ける」ありの場合は、
10,000物理ダメージ → 8,000物理ダメージ + 2,000火ダメージ
に変更され、
8,000物理ダメージ × (1 - 物理軽減50%/100) = 4,000物理ダメージ
2,000火炎ダメージ × (1 - 火耐性80%/100) = 400火ダメージ
4,000物理ダメージ + 400火ダメージ
となり、600ダメージも軽減できたことになります。嬉しい。
(計算間違っていたらご指摘ください)

私自身はこのモッドを使うほどの高みに登ったことはないですが、poeには様々な手立てが用意されているという参考までに(それゆえに複雑で難しいのですが)。

何はなくとも耐性は重要です。特にマップ入り後は元素耐性を常に最大値にキープするのは暗黙の了解になっています。


記事中の記述に誤りやツッコミどころなどあればご指摘いただけると嬉しいです。ご質問にも初心者なりにできる限り回答するので、コメントお待ちしております。


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