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布アイパッチのぎょうれつ5-2 じぶんのかお(型紙編)


前例のないチャレンジ!「自分の顔のモチーフをフェルトで作る方法」

結論からお示ししますが、何とか作りました。

しかし娘に似ても似つかぬよ…。

以下、誰の参考になるかわかりませんが、手順です。

型紙を作る…いきなり邪魔する奴が!
 

娘の正面から見た顔の写真を撮ります。
それをスマホの写し絵アプリなどで透かして、紙に写します。

ここまでは今までのモチーフと同じです。

違うのは、今まではイラストがベースだったのですが、今回は実写(娘本人)がベースです。

それでもこの時は気軽に考えていました。

"実物写真をベースにしたら激似の絵が描けて楽勝だろう"。

結果は…

あれ…?

夫「これ…ろいさんに激似だよ…!」

夫が気を遣いながらもきっぱりと言い切りました。
私もそう思います。これ、いきなりカメラを向けられて緊張しつつも笑顔を作る私にそっくりです。

何ということでしょう。

我が愛娘の
写真を撮って
輪郭をなぞったら
疲れた40過ぎの女が現れた

と思ったら自分だった。

ちょっと類を見ない経験ですな!

遠視性不同視弱視の子どもを持っていて、
その子が布アイパッチをしていて、
布アイパッチはお手製で、
本人の顔を作れと言われたからこそ起きた

いくつもの特殊な条件が折り重なった奇跡の作品!!

あまりの「疲れた女あらわる」ぶりに呆然としていましたが、
それでは解決になりません。

デフォルメって、要るんですね…。

世の中のイラストレーターさんの偉大さを実感した出来事でした。


気を取り直して。

いくら失敗して打ちのめされても娘のオーダー「自分の顔のモチーフ付きのアイパッチを作れ」は曲げてもらえないので、
別の方法を考えます。

でも「布アイパッチ 我が子の顔」
「フェルト手芸 我が子の顔」
で調べても、うまく作り方に出会えないのですよね。

何とか情報収集してくれませんかねえ、みるみるネットさん!(←やつあたり)

…まあこんな酔狂なことをしている人は私くらいなのかもしれませんが。

仕方がないので、インターネットで、子どもの顔のフェルト製キーホルダーを作っている方の作品を眺めて学んだり(髪の毛の処理が参考になりました)。

また、子どもの顔の特徴を押さえた絵の描き方を、これもインターネットで学んでみたり。

そして、腹をくくってペンを取り直します。

娘の写真と"実写ベースの輪郭絵"を見比べながら、デフォルメしたイラストに仕上げていくのだ。

つまり実物通りの輪郭線でなくても、
写真から受ける印象をイラスト上に再現すればいいのですな。

言うはやすしですが、当方絵心のない普通の親。
なけなしの絵心も、絵本を描いて使い果たしています。

ここは一つ、「数うちゃ当たる」作戦です。

描いて


描いて


描き直して

………。

なんか、やっぱり"疲れた近藤ろい"に寄っていく…!


作戦を改める

娘の顔の輪郭から起こしたイラストだと、近藤ろいが邪魔してしょーがないので、
一旦白紙に戻すことにしました。

作戦:「子どもの顔の描き方、特徴」をネットで学びながら、娘の顔を思い起こし(見ずに)描いてみる


つまりイメージ画像を使う訳ですな!

結果はこれです。↓

描いて


描いて


目の位置や離れ具合を調節しながら娘っぽさを追求


勝ち気な眉毛、低い鼻、そんなに離れていない目で固定されてきます。



髪型もバリエーション


おっ、ちょっとマシになってきたかな…?

うーん、これ以上の技術はありません。

修正もここで打ち止めです。
あと、娘の面影もなくなりましたが(笑)、
「4歳くらいの女の子っぽい?」にはなりました。

最後の関門

冷静になろうと、娘本人にどれがいいか聞いてみました。

「キャー!(≧▽≦)」

嬉しいようです。
ちょっと作成のモチベーションが上がってきました(←今までは義務感が買っていました)。

選んだのは…

「これとこれ!」

型紙は1つでしか作れないのよ…!

しかしよく聞き取ると、「髪型はこっちで、顔はこっち」というニーズでした。
あぶなかった…ちゃんと聞いておいてよかった。


髪型と顔を合体させる

気を取り直して描き直しです。

なんて気力はもう無い!

作品として、それっぽいものが出来上がって4歳児を騙せりゃあいいんだよ!(ひどい)

ということで、このまま切り抜きます。

顔、髪型それぞれパーツを取り出して

完成!!

…型紙を作るだけで1記事かかってしまった。

しかしこれで終わりではないのだ…。


次回「型紙から裁断して、塗って、アイパッチに取り付ける編(お母さんはへとへと)」です。

完成までたどり着くのか!?




最後に…以下宣伝です

3歳児健診で見つかり、治療を受けることになった経過を描いた絵本を作ってみたり(有料販売しています)、

簡単にできる布アイパッチの型紙を提案したり、

習慣化アプリ 「みんチャレ」で励ましあうチームを作ったりしています。

ではまた〜!