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3歳の娘が隠れ弱視だった話 4.眼科で精密検査

こんにちは。近藤ろいです。

今4歳の上の娘は弱視治療をしています。「遠視性不同視弱視」といいます。左目が強い遠視であまり見えておらず、治療をしなければ将来眼鏡をかけても視力が出ないかもしれない状態です。

普通の3歳児健診で発見されました。

見つかった時~治療が始まるまで の話題をお送りしています。


3歳児健診で屈折検査に異常があったことがわかったその日の夕方。
早速、案内された眼科さんに電話してみました。

色々な医療機関がありますが、この眼科さんは予約を受け付けておられず、先着順(しかも混み合う)ということが電話でわかりました。

翌日は木曜日(休診)。
金曜日の保育園のあとに受診するのはやめて、
土曜日、仕事が休みの夫に赤ちゃんを託し、娘と私の二人で初診にゆくことに。
これは正解でした。

土曜日に行くと…
9:00開院
9:05受付 既に5人待ち
9:50 問診と視力検査
10:40 目の弛緩を取る目薬(アトロピン)を指す 1時間後に再度視力検査
(娘と近くのダイソーで時間をつぶす)
11:40 視力検査
12:20 診察終了


3時間超コースでした!!


待ち時間の合間に、うちの子と同じくらいの年齢のお子さんを連れたお母さんが、
「3歳児健診の屈折検査で引っかかって…えっ、今日の診療2時間待ちですか!? じゃあ改めます」と帰って行かれましたが、無事にその後来られたかな。


診察結果は…
左 強めの遠視(数値6)
右 軽めの遠視(数値0.25)

左目は乱視もあり。

左右差がきつく、このままでは見えていない方の左目の視力が眼鏡をかけても出なくなる可能性あり。
治療用の眼鏡をかけること。

この受診までに、「屈折検査で引っかかった」などで検索していたので、
ある程度心づもりはありましたが、やっぱり直面すると少しは動揺しました。

先生に「治療はどのくらい続けるのでしょうか? 半年か1年くらいでしょうか」と尋ねたら、暖かな淡々と口調で
「少なくとも9歳くらいまでかしら。視力が確定するのがそのくらいなので」と言われたのが印象的でした。

今3歳。
年単位です。

ある程度は心づもりをしていったつもりでしたが、やはり打ちのめされた出来事でした。


この診察を受けるまでは、どこかで間違いであって欲しいという気持ちもありました。
先に引用した愛知県の統計結果では、3歳児健診での屈折検査で要精検となった子のうち、治療が必要だった子の割合は92.6%。

かなり高い精度です。
それでも、うちの子だけは不要だった8%に入らないかな、とどこかで思っていました。


ですが、眼科に行って片目ずつ隠して視力検査をすると、明らかに左目のみで見る時だけ、わが子が「あれっ、あれっ」となっているのです。

(これは本当に見えていなかったのだなあ)と、お母さんなのに今まで気づかなくてごめんね、としみじみと思いました。

実際に娘の「できない」を目の当たりにし続けた私と、又聞きの夫とで温度差が出てきたと思ったので、一週間後と言われた次の診察は夫に任せることにしました。