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3歳の娘が隠れ弱視だった話 1.発覚前夜

こんにちは。近藤ろいです。

今4歳の上の娘は弱視治療をしています。
「遠視性不同視弱視」といいます。
普通の3歳児健診で発見されました。
晴天の霹靂です。

今回から数回は、見つかった時~治療が定着するまで の話を11回に分けてしたいと思います。

参加した健診は、幼児期後期健診、3歳半健診と言われるやつです。
うちの自治体は3歳8ヶ月健診でした。

ここでは、視力検査があり、事前の宿題として「ランドルト環」を回して、例示と同じ方向に向け、見えているかを確認する、というものがありました。

子育てのバタバタで、宿題をしたのは前日の夜。
寝る前にあわただしく実施しました。

それも夫は寝ぐずりをしていた下の子(当時生後6ヶ月)の寝かしつけをしていたので、私一人が寝る前にハイになっている上の子に対し、髪を乾かしてやり、歯磨きをし、寝かしつけの際に絵本を選んで…という慌ただしいルーティーンの中にねじ込んで検査をする、というドタバタの状況でした。

実はこの事前の宿題では、小さい例示も含め、全て正解していました。

ただ気になったのは、「左目を隠す→右目を隠す」
という順で実施したのですが、右目を隠したときに妙にクネクネし、「上…下かな?」とふざけていたことです。

ささやき声検査など、色々な宿題の一番最後にやったので、もう飽きていたのかな?と思いました。
とりあえずありのままを書こうと思い、記録用紙にも「隠すのを嫌がってふざけていました」と書きました。

たまたまですが、私は仕事で「診療の参考になるように、子どもの行動を観察して記述する」という機会の多い立場でした。その経験と慣れが知らず知らずのうちに効いていたので、娘のおふざけも無意識のうちにキャッチし、書いたのだと思います。

赤ちゃんの寝かしつけをしつつ見ていた夫は「全部できていたね」とあまり気にしていなかったので、ともすれば見逃しがちな、寝る前の3歳児にありがちな反応だったように思います。
私自身も、寝る前で疲れていたので、気にしてはいませんでした。

ところがこれがとても重要な記載になりました。

そして運命の3歳児健診当日を迎えます。