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視覚障がい関係のゆるキャラ・マスコット まとめ

盲学校など視覚障がい関係のゆるキャラやマスコットをまとめました。いつか盲学校ゆるキャグランプリや、サミットなんかが開催できたらいいのになぁと密かに思っています。掲載されていないキャラを知っていたら教えてください。一応ホームページなどネット上にアップされているキャラに限定しています。

1 盲学校関係

1.つえぽん(埼玉県立特別支援学校塙保己一学園)

白杖の妖精で白杖からデザインされています。点字ブロックのポーチがおしゃれですね。盲学校ゆるキャラの先駆けで、ツイッターやフェイスブックのアカウントもあり、本家ゆるキャラグランプリにも出場しています。着ぐるみ貸し出しもあるそうですよ。TwitterFacebookもしています。

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(画像は埼玉県立特別支援学校塙保己一学園より)

2.点くまくん(滋賀盲立盲学校)

点字盤がボディの可愛らしいくまです。学校ホームページにもたくさんのイラストが紹介されてます。滋賀盲には本物の点字盤を使った点くまくんがいるそうです。

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(画像は滋賀県立盲学校より)

3.ハッチ&モー(東京都立八王子盲学校)

可愛らしい蜂と牛のペア。八王子と蜂、盲学校と牛の鳴き声モーをかけてる(はず)。盲学校ゆるキャラで牛の比率は高いですね。ホームページで特にキャラ紹介はありませんでした。

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(画像は東京都立八王子盲学校より)

4.ナーモ(愛知県立名古屋盲学校)

こちらも牛のキャラで、オーバーオールを着用したちょっと恥ずかしがり屋な男の子。等身大の着ぐるみもあるそうです。ホームページでは破壊力抜群のナーモソングナーモダンスを公開中です。

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(画像は愛知県立名古屋盲学校より)

5.点字ブロッくん(茨城県立盲学校)

点字ブロック(土台付き)からリアルな手足が生えている異色のキャラ。等身大の着ぐるみもあり、イベントにも参加しているそうです。

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(画像は茨城県立盲学校より)

6.ダイアン(横浜市立盲特別支援学校)

学校の先生の盲導犬がモチーフ(実物?)らしいです。

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(画像は横浜市立盲特別支援学校より)

7.モー(盲)くん(高知県立盲学校)

白杖を持った牛のキャラクターです生徒会作らしいのですが、あまり情報がありません。

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(画像は高知県より)

8.ブレイルくん(大阪府立大阪北視覚支援学校)

頭がパーキンスで体が点字、手の先が点筆のキャラクターです。性格は優柔不断(すぐにブレイル(笑))で好物はたこ焼きとお好み焼き定食らしいです。

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(画像は大阪府立大阪北視覚支援学校より)

9.ブラインまん(長崎県立盲学校)

点字タイプライターの妖精。得意技は点字の早打ち、点字用紙のマントを使って盲学校中を飛び回っているそうです。

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(画像は長崎県立盲学校より)

10.ルーメン(長崎県立盲学校)

ルーペの化身。レゲエのリズムにのってダンスし、また手足やレンズを胴体に収納してコンパクトルーメンになれるらしい。チャームポイントは大きな二つのレンズです。

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(画像は長崎県立盲学校より)

11.丹でん(長崎県立盲学校)

長崎の理療科出身の人形キャラ。お灸型の笠、はりの楊枝、あはき印のマントを着用したさすらいの旅人で、一人称は拙者。好みのタイプは健康な婦女子とのこと。
三体もゆるキャラを生み出し、しかも詳細な設定を考えた長崎盲には脱帽です。

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(画像は長崎県立盲学校より)

12.あいりす(北海道札幌視覚支援学校)

エゾシマリスの可愛らしいキャラクター。頭には、北海道の花「ハマナス」をモチーフにした髪飾りを、左手にはどんぐりのキーホルダーのついた白杖を持っています。白杖の先には雪の上でも白杖操作が容易になるスノーチップが付いているそう。

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(画像は北海道札幌視覚支援学校より)

13.あいパンダ(岐阜盲学校)

眼鏡をかけ、緑色の駅員風帽子と緑色のスカーフを着用したパンダです。保護者の方が作ったきぐるみもあるようですが、学校ホームページに記載がなく、詳細はよくわかりません。

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(画像はInstagram@nori1129naoより)

14.みやししとみやもう(宮城県立視覚支援学校)

みやししはライオン、しっぽの先も白杖色になっています。みやもうくんはよくある牛で、鼻にMOUとデザインされています。

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(画像はFacebook@宮城県立視覚支援学校より)

15 .つくばーど(筑波大学附属視覚特別支援学校)

イヌワシをモチーフにしたキャラクターで、額にはアイシェード、首から単眼鏡を提げています。このキャラクターは、障害があっても世界へ羽ばたいて活躍できるようにという意味を込めて、鳥のキャラクターに、「いいグループ」、つまり「それぞれがいいクラスになること」を願ってイヌワシ(イーグル)がモチーフになっているそうです。

画像無断転載禁止となっていますので、筑波附属視覚のホームページから確認ください。塗り絵や点筆での描画用のデータも公開されています。

16.アイくんともうくん(青森県立盲学校)

盲導犬のアイくんと白杖を持って点字の「め」のマークがついたシルクハットをかぶったもうくんの2体です。

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(画像は東奥日報より)

17.しもん(横浜市立盲特別支援学校)

校章の幸福の青い鳥をイメージした公認キャラクターで、遮光レンズ、白杖、ブレイルメモを身につけて点字ブロックの上に立っています。みんなといっしょにあん摩はりきゅうを学んでいるそうです。

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(画像は横浜市立盲特別支援学校より)

18.あいれんじゃー

青いヒーロースーツを着て手に白杖を持ち、首から単眼鏡をかけたキャラクターです。

(画像は徳島視覚支援学校より)

2 視覚障がい施設・団体関係

1.ロクホシくん(日本点字図書館)

点字と同じ6つの点があるてんとう虫が、点字の本から飛び出すことをイメージした、日本点字図書館のキャラクターです。全盲のイラストレーター エム ナマエ氏のデザインです。

(画像は日本点字図書館より)

2.THE DOTS(京都ライトハウス)

THE DOTS(ザ・ドッツ)は点字の形をした京都ライトハウスのオリジナルキャラクターです。向かって右が「うーくん」、左が「つなぎちゃん」。名前の由来は点字の「う」と「つなぎ符」です。クッキーも販売されているそうです。

(画像は京都ライトハウスより)

3.ライトちゃん(神奈川県ライトセンター)

神奈川県ライトセンターの顔がハートのキャラクターですが、全く情報がありません笑。

(画像は神奈川県ライトセンターより)

4.ふくりん(丹後視力障害者福祉センター(あい丹後))

丹後視力障害者福祉センター(あい丹後)のイメージキャラクターのフクロウ。胸にEYEという文字が描かれています。

(画像は丹後視力障害者福祉センターより)

5.点字ふる子

東京都盲人福祉協会の就労支援継続(B型)施設パイオニアのキャラクターでホームページで、仕事の内容などを解説しています。

(画像は東京都盲人福祉協会より)

3 盲導犬関係

1.エルくん(盲導犬総合支援センター)

エルくんは盲導犬のキャラクターで、オシャレ大好きでファッションチェックに余念のない子です。Twitterをしていて、ゆるキャラグランプリにも参加、盲導犬サポートSHOPのホームページでは、プロフィールやムービーショーの掲載、グッズの販売もしています。

(画像は盲導犬サポートSHOPより)

2.あゆみ・ふじまる(日本盲導犬協会 日本盲導犬総合支援センター〈盲導犬の里 富士ハーネス〉)

あゆみは、女の子で、右手の人差し指を「この指とーまれ!」と上げ、左手は「頑張ろう!」とこぶしをにぎっています。ふじまるは、盲導犬で、富士山をイメージした顔になっています。

(画像は盲導犬の里 富士ハーネスより)

3.むねワン(日本盲導犬協会 仙台訓練センター〈スマイルワン仙台〉)

仙台の英雄「伊達政宗」の兜をかぶった犬のキャラクターです。元東北楽天ゴールデンイーグルス監督の田尾安志さん・宏子さんご夫妻らの審査で選ばれました。

(画像は日本盲導犬協会より)

4.ハッピー・パピネス(日本盲導犬協会 島根あさひ訓練センター〈パピネス〉)

ハッピーは犬の帽子をかぶって、大きなハートが真ん中にあるTシャツを着た女の子、パピネスは盲導犬です。

(画像は日本盲導犬協会より)

5.アイちゃん(中部盲導犬協会)

中部盲導犬協会のマスコットキャラクターの盲導犬です。名前の由来は、日本語の「愛」と英語の「EYE」で、アイスフィギュアスケーターで選考委員の村上佳菜子選手が選んで決定しました。

(画像は中部盲学校協会より)

6.盲導犬のゲンくん(関西盲導犬協会)

関西の大学生が中心となって障害者支援活動を行う団体「barrier free」が、盲導犬事業を応援しようと「盲導犬LINEスタンプ」を企画からデザインされる中で生まれたキャラクターです。

(画像はREADY FORより)

7.アルク(兵庫盲導犬協会)

兵庫盲導犬協会のキャラクターです。

(画像は兵庫盲導犬協会より)

4 視覚障がいスポーツ関係

1.ブラピ(JBFA日本ブラインドサッカー協会)

日本ブラインドサッカー協会の公式マスコットキャラです。タツノコプロの吉田すず氏がデザインされました。ブラインドサッカーでは「声を出すこと」や「聞くこと」が重要であることから、耳の大きなうさぎをモチーフにしているそうです。

(画像はJBFA日本ブラインドサッカー協会より)

2.クムトパス(視覚障害者柔道チーム)

視覚障害柔道の公式キャラクターです。国際大会用の柔道着を着用した、8本足のタコで、頭上には視覚障害者を連想させるサングラスを掲げています。視覚障害者柔道が組み合って始まることから組む(クム)、あるいは人の気持ちを汲む(クム)などのワードとイメージキャラクターのタコの英語名がオクトパスであることから組み合わさってクムトパス君と名付けられました。

(画像はヴィレッジネーションブログより)

5 その他

1.マモちゃん(点字ブロックを守る「マモちゃん基金」)

点字ブロックの大切さを幼児・小学生に知ってもらうために誕生しました。点字ブロック発祥の地、岡山生まれなので頭に桃がついています。スカートの点字ブロックが可愛いですね。本家ゆるキャラグランプリに出場し、TwitterFacebook、ラジオなどでも活躍しています。マモちゃんぬいぐるみも販売中ですよ。

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(画像はFacebookより)

2.はくたん(はくたんストラップ製作委員会)

はくたんは白杖のことを知ってもらおうと生まれた白杖の天使の非公式キャラです。尊敬する先輩はつえぽん先輩。TwitterFacebookをしているほか、ロービジョンについて周知するためのはくたんストラップが販売されています。

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(画像はFacebookより)

3.てんぶろう(はくたんストラップ製作委員会)

点字ブロックの番犬で、白杖の天使はくたんの一番の友だちだそうです。点字ブロックの上や周りに危険はないか?といつも見守っているそうです。ストラップも販売しているそうです。

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(画像はTwitter@hakutan_strapより)

4.デイコ(支援技術開発機構)

DAISYのゆるキャラで、デイジーの花の精のような女の子です。DAISY普及のために活用されています。

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(画像は支援技術開発機構より)

5.ムツボシくん(ムツボシくんの点字の部屋)

宮城教育大学の長尾博先生が運営するムツボシくんと点字の部屋のナビゲーターです。点字を表す6つの点からイメージされた、6つの角を持つ顔に、眼は点字の「め」になっています。

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(画像はムツボシくんの点字の部屋より)

6.G-10とマナブくん(ひとりで学べる楽しい点字)

全視覚障害者情報提供施設協会が運営するサイト、「ひとりで学べる楽しい点字」のキャラクターです。G-10(ジーテン)は点字を普及するために開発された高性能ロボットで、点字についてのありとあらゆる情報が詰め込まれているそうです。マナブくんは活発で運動が大好きな小学4年生の男の子です。ひとりで学べる楽しい点字では、この2人と点字を基礎から学んでいきます。『G-10とマナブくんの点字教室』も出版されています。

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(画像はひとりで学べる楽しい点字より)

まとめ

表紙の画像は記者が描いた架空の第1回盲学校ゆるキャラサミットの想像図です。こんなふうに集まれたら面白いなぁと思います。

なお著作権は製作者又は該当団体にありますので使用の際は注意ください。

最後に佐世保市宮地町の市立図書館では、県内のゆるキャラを点字で描き、紹介する本があるそうです。このゆるキャラサミットのメンバー?が点図の本になるのも面白いですよね。

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(画像は47NEWSより)