バンジーガウマー、の話
バンジーガウマー
一体、なんの話だろうとお思いのことでしょう。
私も、分かりませんでした。
事の起こりは、私がいつもの整体院へ行ったところから始まります。
最近「燃え尽き症候群」におちいり、元気をなくしていた私。
今日は気分転換も兼ねて、久しぶりに整体に行くことにしていたのです。
いつものお姉さんが担当してくれて、最近の話題などでおしゃべりしながら、身体をほぐしてもらいました。
二人とも似たようなYouTube動画を見ているので、「岡田斗司夫のあれ、見た?」とか、「令和の虎の岩井さん、亡くなったねぇ」などという話をしたり。
そんな流れから、人生って何が起きるか分からないし、目先のことで一喜一憂しない方が良いかもねー、という話になりました。
そこでお姉さんが言ったんです。
お姉さん:「えーと、ガウマーでしたっけ?」
私:「ガウマー?」
私は、何を言われたんだろうと思って聞き返しました。
お姉さん:「なんとかバンジー、なんとかガウマーっていうの、Q太郎さんが前に言ってたじゃないですか。」
どうやら、過去の私が発言したものらしい。
お姉さん:「バンジーが馬、でしたっけ?」
と、お姉さんが言ったところでようやく分かりました。
私:「それはもしかすると、『人間万事塞翁が馬』のことですか?w」
お姉さん:「そうです!人間バンジー?細胞ガウマーです」
私は、「バンジーじゃないですよ。いちじゅうひゃくせんまん、の『万』に、出来事の『事』で万事。細胞ガウマーって何語ですか。サイっていうお爺さんのお話しだから、サイオウで、そのお爺さんの馬だから、塞翁が馬っていうんです。イントネーションがめちゃくちゃですね」
と、丁寧に説明しました。
私の頭の中では、馬や人間がバンジージャンプをしている映像が流れて大変でした。
ガウマーとは、たぶん細胞が活性化することを表す新しい言葉なのでしょう。
バンジージャンプをすることにより、脳細胞などが活性化し、目の前の出来事に一喜一憂しなくなる状態になる、という故事成語です。
お姉さんは他にも、アニメのエヴァンゲリオンの庵野監督の名前を「アンノウン監督」と言い間違えたこともありますし、コーンポタージュを「ポーンコタージュ」と言ったのも聞き間違いではなかったはずです。
私:「うふふふふ、面白い。この話、noteに書いて良いですか?」
お姉さん:「良いですけど、私は普段は本当は知的なのです、と書いてくださいよ。」
とのことでしたので、書きました。
お姉さんは知的なのです。
どんなふうに知的なのかというと、この私と会話がポンポン弾むということだけでも、その証明になるでしょう。
記憶力も良く、私が以前に言った難しい言葉も、字面はともかく意味としてはちゃんと覚えていますし、的確な場面でそれを使うこともできますし。
さてさて。
バンジーガウマーのおかげで、私はすっかり元気になりました。
気の合う人とのおしゃべりって良いものですね。
今日は、そんなところでした。
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