スリーマイル島原発再稼働でマイクロソフトが目指すクリーンエネルギーの未来

僕はAIは人類にとって脅威だと思っているので、AIのために同じく脅威である原発を再稼働させるということには、とても賛同できない。AIも原発もいらない。→スリーマイル島原発再稼働へ　マイクロソフト電力購入、AIで需要増：朝日新聞デジタル https://t.co/26incQh7X7

— 想田和弘 (@KazuhiroSoda) September 21, 2024

僕はAIは人類にとって脅威だと思っているので、AIのために同じく脅威である原発を再稼働させるということには、とても賛同できない。AIも原発もいらない。→スリーマイル島原発再稼働へ　マイクロソフト電力購入、AIで需要増：朝日新聞デジタル

マイクロソフトがスリーマイル島の原子力発電所を再稼働させる話、最初はちょっと「大丈夫なの？」と思っちゃいますよね。でも、これ実はかなりしっかりとした安全対策が取られていて、特に老朽化や電源喪失のリスクに関してもちゃんと考えられています。

まず、稼働させるのは1号機で、1979年に事故を起こした2号機とは別。1号機は過去に何の問題もなく稼働していたけど、2019年に経済的な理由で止まっただけなんです。で、再稼働に向けて、設備は大幅に改修されます。たとえば、タービンとか発電機、冷却システムなんかが全部最新の技術にアップグレードされて、耐久性や安全性が大きく向上する予定なんです。

そして、電源喪失とかのリスクもちゃんと対策されてます。もし外部からの電力が途絶えた場合でも、非常用のディーゼル発電機がすぐに作動するようになっていて、冷却システムや制御装置が止まらないようになってるんです。それに加えて、バッテリーも備えられていて、短時間の電力喪失にもしっかり対応できます。さらには、隔離冷却システムが導入されていて、電力が完全にない場合でも炉心の冷却が続けられるんです。

老朽化に関しても、約16億ドルの投資がされていて、タービンや発電機、冷却システムはすべて新しくなります。これは、単に設備を修理するだけじゃなくて、最新の技術で全体をアップデートする感じ。だから、昔の設備がそのまま使われるっていう心配はなく、むしろ新しいものに置き換えられることで、信頼性は上がるわけです。

このプロジェクト自体も、マイクロソフトが目指しているカーボンフリーな電力供給の一環で、2025年までにデータセンターを全てクリーンエネルギーで動かそうっていう計画の一部。だから、スリーマイル島から供給される電力は、環境にも優しく、しかも安定しているわけです。

もちろん、過去の事故の記憶から心配する声もあるかもしれませんが、今の原子力技術は当時と比べものにならないほど進化していて、定期的なメンテナンスや厳しい規制の下で運営されるから、安心していいんじゃないかなって感じです。