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SSS合同会社を退社した経緯

榊正宗です。今日はちょっと真面目なお話をしますので、お時間のある人は読んでみて下さい。2019年、私はある決断をしました。それは、SSS合同会社を退社するというものです。この決断に至った背景には、さまざまな要因が絡み合っていますが、その中でも特に私事であるがゆえにこれまであまり語られることのなかった理由を一部ですが、お話ししたいと思います。

まず、退社を決めたのは完全に私自身の意志であり、会社都合(クビ)ではないことを明確にしておきます。ネット上ではさまざまな憶測(デマ)が飛び交うこともありましたが、それらの多くは事実無根のものです。当時私はうつ病により、5ヶ月間閉鎖病棟に入院することになりました。その期間、業務を続けることが不可能となり、退社という形を選びました。

退院後の生活は、フリーランスとしての仕事を時折受けながら、わずかな収入でほそぼそと療養しながら過ごしていました。小説の執筆活動については、すでに退社前に一段落しており、小説家になるために退社したわけではありません。

その後、うつ病からの回復を経て、私はCGの仕事で再び活躍する機会を得ました。アイドルマスターやるろうに剣心など、大きなタイトルのプロジェクトに携わることができ、忙しい日々を送るようになりました。SSS合同会社への復帰の話もあったものの、私はCGの仕事をメインに活動を続けることを選びました。

そして現在、私はBlendAIという会社の立ち上げメンバーとして、デルタもんという新しいキャラクターのデザインを手がけています。このキャラクターは、ずんだもんや東北ずん子とは異なる、新しいプロジェクトの一環です。AIとBlenderを駆使したアニメーション制作や、AIキャラクターを活用したコンテンツ作成を中心に、これからの活動を展開していく予定です。

そのためSSS合同会社への復帰の予定はありません。そのため、東北ずん子、ずんだもんに対する、今後の展開などはお答え出来ません。

この機会に、私が以前手掛けた東北ずん子&ずんだもんのプロジェクトについて、正確な経緯をお伝えしたいと思います。このプロジェクトは、私がかつて開発したアプリ、例えば「朗読少女」や「ギター少女!」といった既存の作品に続く新しい企画として私を中心に始まりました。最初の構想では、これらのアプリの新作として、新たなキャラクターを導入する計画でした。

しかし、私はキャラクターをより持続可能な形で残していくために、重要な決断をしました。それは、アプリのサービス終了という、避けられない未来に直面した時、キャラクターがその運命を共にすることを避けるための策として、キャラクタープロジェクトへと方針を転換することでした。要するに、アプリがサービス終了になったとしても、キャラクター自体は独立した存在として存続できるようにするための戦略でした。

このアイデアに基づき、東北ずん子は最初にキャラクターとして発表され、その後にアプリやボイスロイドなどの様々なメディアに展開されることになりました。(なお、キャラクターのデザインは江戸村ににこ先生に依頼して作成しております)この手法は、キャラクターを中心としたコンテンツ展開の新たなモデルを提案するもので、サービス終了のリスクからキャラクターを守りつつ、さらに広い活躍の場を提供することを目指しています。

デルタもんのプロジェクトに至っても、このような経験が大きく影響しています。たった2枚のキャラクターデザインとコンセプトからスタートし、多様なコンテンツに紐付けていくという方法は、東北ずん子の成功から得た教訓を活かしたものです。私たちは、キャラクターが持つ可能性を最大限に引き出し、それぞれのキャラクターが独自の物語を紡ぐことで、より多くの人々に愛される存在になることを目指しています。

これらのプロジェクトは、私の過去の経験と現在の活動をつなぐ大切な架け橋です。東北ずん子&ずんだもん、そしてデルタもんのこれからの展開に、ご期待ください。

こちらの経緯を知らずに、憶測でわたしがSSS合同会社をクビになったとか、榊は実は東北ずん子の初期に少し関わっただけで何もしてないとか、デマを流す人がいるので拡散お願いします🙇‍(このデマのせいで、ずんだもんアイコンの人に誹謗中傷される事態にまでなっています)

2024年2月10日 榊正宗


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