John Doeの正体についてすべてお話します
こんにちは。映像作家で小説家の榊正宗です。今日は、以前から予告しておりましたとおり、John Doeの正体について知っていることを全てお話したいと思います。
🔳John Doeとは
ジョン・ドウ (John Doe)は、日本語の名無しの権兵衛に相当する架空の名称です。山田太郎みたいなありふれた名前を指す場合もあるようです。
Johnというのは、たしかに男性のありふれた名前ですよね。女性の場合は同様の理由でジェーンが用いられ、ジェーン・ドウ (Jane Doe) という表現があるそうです。
「ジョン」の名前の由来は「ヨハネ」で、キリストの弟子、12使徒の一人だそうです。有名な絵である「最後の晩餐」の中でキリストの隣に描かれた、女性のような優しい雰囲気の人物がヨハネです。ヨハネは、ラテン語でJohannesと書くので、たしかに、ジョンにちょっと似てますねよね。
つづりは違いますが、「ドゥ(Due)」という言葉には「架空の姓」という意味があるそうです。
アメリカでは、訴訟で実名不明のときに付ける当事者(原告)の男性の仮名として使われています。
🔳John Doeの語源
ジョン・ドウが使われる由来には諸説あるそうです。
起源は古くマグナ・カルタ(1215年制定)の時代から John Doe は使われていたとする資料もあるようですが、その詳細はわかっていないそうです。
訴訟で実名不明のときに付ける当事者(原告)の男性の仮名に使われていることから、13世紀のイギリスの裁判において、証人が自分の身元をかくすため使用した仮名がジョン・ドウ(John Doe)で、その仮名に由来するとする説があります。
アメリカの刑事手続において、被告人の身元を特定できない場合、DNA型情報などにより特定する形で起訴することがあり、これをジョン・ドウ起訴というそうです。
doeの本来の意味は「鹿やウサギなどの雌」の事なんだそうですが、これがなぜ仮名につながるかは分からないそうです。もしかすると、13世紀のイギリスには自然が多くて、鹿やウサギはありふれたものだったのかもしれませんね。
🔳フィクションにおけるJohn Doe
John Doeはフィクションにも多く出てくる名前です。
・映画「セブン」に登場する殺人犯。七つの大罪にちなむ犯行を繰り返す。
・ゲーム「メタルギア」シリーズの作中でビッグ・ボスが名乗ることがある名前。当然ながら偽名と思われる。(以下ちょっとネタバレ)年老いたゼロから闇の組織『サイファー』の運営を引き継いだ大規模なAIプログラムで、 『愛国者達』の正体。
・和月伸宏の漫画「エンバーミング」の読みきり版の主人公。人造人間。連載本編にも登場した。
・牛木義隆の漫画「夢喰いメリー」に登場する夢魔の一人。最初は主人公を乗っ取ろうとする敵として現れたが、後に「真実」を探る為に主人公に手を貸す。
・アニメ「地球外少年少女」に登場するインターネット上に存在する謎の国際的ハッカー集団。表記は、ジョン・ドー。
なんだか、悪役が多い気がしますね。謎めいた感じが悪役向きなのかもしれないですね。
さてさて、なぞの名前、John Doeについていろいろしらべてみましたが、如何でしたでしょうか。
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