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震災から13年。キャラクター企画に込めた想い。

東北ずん子は2011年の10月27日公開された東北復興支援のキャラクターです。

本日は震災から13年となりますが、震災当時わたしはTVから流れる目を疑うほどの光景にショックを受けていました。

当時私が思ったのは、もうエンタメの出番は無い…というものでした。

実際、当時は朗読少女というアプリを開発・運営していましたが、しばらくは、更新にも手がつかず、朗読少女のアプリ内で、東北へのメッセージを出すことにも(しばらくはやめよう)と反対しました。

当時としては、まず、寄付などの現物での支援が優先であり、エンタメを無理に絡ませるのは好ましくないと考えていたのです。

しかし、震災から数ヶ月が経過して、世間もわたしの心も落ち着いてきて、エンタメに出来ることもあるかもしれないと考えるようになりました。

それから半年ほどの準備期間を経て、東北ずん子の企画を発表しました。

あれから13年ー。

東北の人達の傷が癒えるには時間がかかり、予想通り簡単にはいきませんでしたが、白石市でのキャラクターの活用や、東北のいろいろなところでずん子をみかけるようになり、ほんの少しだけ、東北の支援になったのかもしれないと思いました。

エンタメ…とくにキャラクターの力は、とても持続力が強く、即効性はないものの、経済効果のようなものが生まれることを学びました。

いま、デルタもんという新しいキャラクターを発表してやろうとしていることは、その応用であり、東北ずん子を更に発展させたものです。

生成AIに対して、SNSでは厳しい批判が多数あります。その多くは誤解によるものですが、生理的にAIを嫌ってしまう人がいることも理解しております。

そのデルタもんが目指すのは、日本の復興支援です。

「え?日本そのものってなんか日本って駄目になったの?」と思うかもしれませんので説明しますね。

わたしは就職氷河期の転換期となる世代の生まれです。バブル崩壊から今日まで、日本がずっと停滞してきたことを体感として感じてきました。震災やコロナなどの影響もあり、今後ますます景気は落ち込んでいくでしょう。また少子化や高齢化の影響もあり、今後の日本は生産性も消費も落ちていきます。

そんな日本が復活できる可能性が、生成AIにあると私は考えています。

生成AIには生産性の改善など少子化になった時代においても多くの商品を生み出せる可能性があります。高齢化した日本社会で、高齢者が働くのを補助する事もできるでしょう。若者の負担を軽減する介護用ロボットも開発されると思います。

エンタメ分野では、生成AIで作ったアニメ・ゲームを世界の人が楽しんでくれれば、かなりの経済効果が期待できます。物質的な資源の少ない日本にとっては、エンタメは大切な輸出商材なのです。

しかし、現在、その生成AIを世の中に理解してもらえずにプロジェクトが難航してしまっているベンチャー企業が多数あります。技術だけを開発しても支持する人がすくなければビジネスとしては成立しません。 デルタもんをAIでの利用において「商用でもフリー」にしたのは、そういった日本の未来を支えるであろうAIベンチャー企業に安心して使ってもらえるキャラクターとしてライセンスするためなのです!

いま生成AIに対して理屈ではなく生理的・感情的に不信感を抱いてる人を説得するのは、すぐには難しいと思います。ですが、東北ずん子で培ったキャラクターの力を使えば、少しずつAIに対して敵意を持つ人を減らせるのではないかと思っています。

日本は地震大国です。今後もどんな災害があるか分かりません。しかし日本全体の経済力が著しく低下しなければ、何度でも立ちなおれると思うのです。

私は、キャラクターが、日本を元気にする活力になればと思って企画をしております。

東北ずん子、ずんだもん、デルタもんを今後とも宜しくお願いします!

ぜひ、ずん子目当てで、白石市や東北に遊びに行って下さい!


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