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【CL宮城55位】Day2配信でシェイミ!?アルセシェイミ解説【全文無料】

はじめに


はじめまして。ケイ(@megalanturn)と申します。
初投稿なので読みづらいところ等あるかもしれませんがご容赦ください。

軽く自己紹介しておくと、ポケカ歴はXYの初期からはじめてSMの初期に一度引退し、去年の3月に戻ってきて今に至るので合計すると5年ほどやっています。引退前はYS池袋によく出没してました。
好きなポケモンはアイコンの通りランターンです。超強いランターンexお待ちしております。
因みに復帰してからはCL等の大型大会にはほとんど応募していましたが、今回やっと初当選しました。
抽選等はなく、大型大会には初卓に着くために朝早く起きて並ぶ時代でやっていた身としては、自信あるデッキが組めても出場すら出来ないのがとても悔しかったので今回当選して本当に嬉しかったです。次のCL新潟も頑張ります👍

自己紹介はここまでにして、今回は自分がCL宮城2023で使用してDay1(7-2)Day2(3-2)合計(10-4)で55位の結果を残すことが出来たアルセシェイミについて解説したいと思います。

デッキ選択までの流れ

今回CL(しかも初当選)でアルセシェイミという結果残すどころか最近は使ってる人すら見ないデッキを選んだ理由は



当選が決まった夜の友人とのグループLINE

マジです。お風呂に浸かりながら考えていたらそんな気がしました。
当然その時は本気で使う気はなく、1月から使っていたサーナイトでシティもCLも出るつもりだったのですが、24日のシティで2-3で負け越してしまったこと、かなり頭を使うデッキなためDay1で9戦するうちにプレイエラーが頻発しそうなこと、2進化を立てる関係上相手が事故っていてもイージーWINがあまり出来なかったり、試合時間が長くなりがちで時間切れによる両負けの危険性が高いこと等の理由で自分がサーナイトでCLに出るのは厳しいと判断し、やることがある程度シンプルで上記の条件に引っかからないアルセシェイミを本当に使うことに決めました。

因みにアルセシェイミというデッキ自体は、この1年で何度も使っていて、考察も人の100倍くらいしていたためデッキ自体はすぐに組めました(絶対必要だと思うカードを入れただけで50枚越えたので調整の自由度は低かったです)

デッキ解説

当日使ったデッキレシピです。Day1・Day2共に同じリストを使いました。

V進化が4種類並ぶのは壮観ですね


採用カードの半分以上がピン刺しになりバレットのような構築になりましたが、大筋のアルセ→V進化ポケモン→シェイミで〆るという動きは基本的に一貫しているため、アルセウスとシェイミ以外のアタッカーは、無いと厳しい相手に対するカウンターとして入れているイメージなのでバレットデッキではないかなと考えています。アルセウスギラティナみたいな感じです。アルセシェイミ空ピカが正しいかもしれません。

一応空ピカとプテラ等を抜いて気配り等を増やし、どのデッキに対してもアルセ→アルセ→シェイミのプランを強く通すデッキにしてもそこそこ強いと思います。

各カードの詳しい解説は後ほどしますが、試合の流れとしては、2ターン目雪道ジャッジマンで相手の動きを制限しながらシェイミVSTARを用意(2体用意できるとボスの指令も完全にケアできる)、アルセウスで殴り合ってサイドレースを互角以上で進め、最後はシェイミで殴って勝ちの展開が理想です。
ただし今の環境は様々なデッキが混在する環境なので、対面によってプランをしっかり考えて試合を進めることが大切です。
主要な対面については後ほど説明するので、使ってみたい人はそこを読んでいただければ割とすぐに使えると思います。
珍しいカードを使っているためそれなりに練度が必要そうに見えるかもしれませんが、大筋ははっきりしている上、スターバースで雪道ジャッジマンを押しつけることを優先すると、ボールの数的にもそんなに都合良く置きたいポケモンは置けないので行き当たりばったりで回す事の方が多いです。
自分の盤面が弱い時は相手がジャッジマンで事故ることを祈りましょう🙏
あとは後攻を取ると相手との有利不利が大きく変わってしまうためジャンケンには勝ちましょう。

各カードの解説


ポケモン

・アルセウスV-VSTAR 4-3

メインアタッカーです。この創造神がいなければこの構築は成り立ちません。スターバースでジャッジマンで妨害しながら後ろにエネ加速して盤面を作ります。
1体目のアルセウスが倒されるまでにサイドを2枚取れれば基本的に試合展開が優位に進みます。
下は1ターン目に引けなかったら終わりなので当然4です。出来れば上も4にしたかったですが、余った枠の都合上ピン刺しのカードに譲りました。CLを通して上が引けなくて事故った試合はなかったためこれで良かったと思います。

・シェイミV-VSTAR 2-2

このデッキの主役です。
この子だけ文章がアホみたいに長くなりましたが語りたいことがいっぱいあったので勘弁して下さい。

シェイミは分類がかんしゃポケモンという事でランドフォルムのカードは味方を回復するカードが多いのですが、スカイフォルムのカードは、シェイミLv.X(Pt1)やシェイミex(BW3)のように「これまで散々やってくれた礼をたっぷりとしてやるぜ」といった感じの殺意溢れた感謝の気持ちが込められたカードが多いです。
自分はXY時代からポケカをやっているため、シェイミといえばセットアップのイメージが強く、さらにMレックウザEX(XY6)がメインのデッキを好んで使っていたためポケカにおいてシェイミにはとてもお世話になっており愛着があります。

懐かしきシェイミくじ

そんなこともあり復帰当初シェイミVSTARがあるということで見てみたら普通に使えそうなテキストをしていたため、それから長いこと愛用していたのですが、まさかこの子で配信卓に映れる日が来るとは思ってもみませんでした。

前置きはここまでにしてそろそろシェイミVSTARについて触れていきましょう。

トラッシュした時ギラティナと勘違いしてくれるかもしれないのでHRを使った方がいいと思います

可愛いですね😆
花畑を背にしたSAとかSARが欲しかったです。

まずは一旦テキストをおさらいします。

HP250 草タイプ

草無 120+相手が取ったサイド×40ダメージ

VSTARパワー
特性 ベンチの草ポケモン全員のHPを120回復する

弱点炎 逃げエネ1

取り敢えずVSTARパワーは見なかったことにするとして、目を引くのは当然このポケモンの最大の長所であり採用理由でもある技リベンジバーストでしょう。
最大で2エネ320ダメージを叩き出すことができるコスパ最高クラスの超強力な技です。
草草でなく草無なのでVガード等を貼っても良いのも良いですね。
素点が120と普通に高いことも評価が高く、相手が非エクなら序盤でも十分に落とし切ることができます。
また逃げエネも進化前進化後ともに1と少なく、殴った後、1発耐えてベンチに逃げてもまた手張りすればすぐに起動出来るためフィニッシャーとしての役割を残すことも容易です。
弱点の炎も環境に多いタイプではなく、一番見る可能性が高いであろうかがやくリザードンは元から250ダメージでワンパンされるので弱点は関係なく、ほとんどの対面で変わらぬ働きをすることができます。

長所は一通り説明したので次は短所についてです。
最大の短所は言うまでもないかもしれませんが、250というVSTARの中でもかなり低めのHPです。
このHP250は多くのたねポケモンのVやexを倒す指標である220点にベルト等で+30すると簡単に届いてしまい、HP280のVSTARですらワンパンされることの多いこの環境でとても信頼できる耐久ではなく、ベンチに置いているとボスの指令等を使われて簡単に倒されてしまいます。
前述した耐えれば役割を残せると言う話もまず耐えないのではお話になりません。
さらに言えば進化前のシェイミVのHPは190でありもっと簡単に倒されてしまうため、ベンチに置くだけで大きなリスクになってしまいます。
このカードがこれまであまり使われていない理由は間違いなくこれでしょう。
そして目を逸らしてきたVSTARパワーについてですがシンプルに弱いです。
スカイフォルムのシェイミにしては珍しく味方のポケモンに感謝の回復を与えてくれる効果ですが範囲が限定的すぎます。
草タイプという縛りがなくベンチ全員になら普通に強かったでしょうし、せめてバトル場も回復させてくれればロスト対面等の非エクとの殴り合いにおいて戦略に十分組み込むことが出来たと思います。
一応Dレギュが落ちる前にアルセシェイミを使っていた時は対レジギガスにおいて、アルセで殴り合うとレジロックにワンパンされてしまうためシェイミを2体立てて、テラスパークでシェイミに乗った120と40のダメカンを回復してドラゴンエナジーなどの圏外に逃し、サイドレースを優位に進めることに役立ったりもしましたが、今となっては流石に使うことはなさそうな感じです。

シェイミVSTARというカードについての説明はここまでにして、今回の構築におけるシェイミの強みについてです。

今回はアルセウスが殴るときにエネ加速してくれるため、手札妨害等をされても殴ることには困らずに前のポケモンを落としていくことができます。
シェイミVSTARは技の性質上、味方が倒された時に火力が出して相手を倒して終盤に逆転出来るカードという風に考えている人が多いかもしれませんが、このカードの真の強みは自分がサイド先攻している時に相手目線で前のポケモンを倒しても裏のシェイミに殴られるから詰みという状況が作れることにあると自分では考えています。
そのために手札妨害してボスの指令を撃てない状況を作ったり、シェイミを2面で用意してボスの指令をケアできる盤面を作ることが重要です。

また紹介の際に長所で挙げた通り、このポケモンは技を撃つ要求が低いです。
そのため他のポケモン等を使いたい対面でもアルセウスで他のポケモンに2エネ、シェイミに草エネと加速することでどんなエネでも後1枚手張りすればどちらも殴れる状況が簡単に作れ、後ろのアタッカーを2体用意することが1回のエネ加速で簡単に出来ます。これはシェイミを2面で用意することにも役立ちます。
シェイミには草エネ1枚貼れれば後でどうにでもなるという考えが持てるおかげでV進化が4種類入っているのに基本エネ3色合計7枚・特殊エネ3種合計7枚というアルセウスのエネ加速に頼りすぎない構築が実現しています。
後はエネがついていなくてもキバナで即起動できるのも強いですね。

では次にシェイミVSTARの具体的なダメージラインについて説明したいと思います。
マイナーなカードなので初見殺し出来る可能性も十分あります。

120
サイドがまだ取られていない時の打点です。
事故ってシェイミから殴り始めている時や1回技を撃って傷ついたアルセウスを気配りで回収した時にこの打点で殴ります。
キュワワーやウッウをワンパンしたり、アルセウスのトリニティノヴァと合わせて180+120でVSTARを倒すことが出来ます。

160
ビッパかかがやくサーナイトを取られてシェイミで殴る時の打点です。
事故ってる時か後攻で最後にシェイミで320点を出す為にサイドを予め取らせる時にこの打点になります。
1進化までの非エクはほぼ落とせますがこの打点で殴ることはほぼないでしょう。

200
アルセウスが取られた返しにシェイミで殴る時の打点です。
ガラルサンダーV等にアルセウスを倒された返しにワンパンしてサイドレースを優位に戻す時に使います。
自分が2-2-2で取りたいときにネオラントVなどのHPの低いポケモンVをボスの指令で取ることもできます。
ベルトで230まで出るのも考えておくと良いでしょう。

240
アルセウスとビッパかかがやくサーナイトを取られた時に出る打点です。
ほぼ全てのたねポケモンを取れる打点ですが、相手がツツジ警戒でサイド3にならないように気をつけることが多いのでこの打点で殴ることもあまりないと思います。

280
vが2枚取られ、シェイミが本領を発揮する時の打点です。
基本的にリベンジバーストを宣言する時はこの打点です。
ベルト込みでVには310点まで出るため現環境でよく使われているVMAXなどは全てワンパンできます。
ジュラルドンVMAXや2進化exはこの打点だと1発耐えられてしまいますが、そのタイプのデッキは動き出しが遅めなためこちらがサイドを先行出来ているはずなのでこの打点で殴った時には既に勝てていると思います。

320
Vを2枚、非エクを1枚取られた時やアルセウスを倒された後、空ピカVMAXを倒されるか空の封印石でVSTARを取られた時に出る打点です。
シェイミの最大打点で勿論出せれば強いし気持ちよくなれますが、前述の通り環境に存在する高耐久ポケモンを落とすのには280で十分なことが多いのであまり気にしなくても良いです。

ここまで読んで下さった方はシェイミVSTARについてはもうバッチリだと思います。

最後に進化前のシェイミVにも軽く触れておきます。

自信に溢れた表情がシェイミスカイフォルムって感じで良いですね。
花畑を背にしたSAかSARが欲しかったです。(2回目)

CLで対戦相手の方にバンギラスV対策で入れてるのだと何度も勘違いされたカードです。VSTARも入ってるんですか!?と驚かれることもありました笑
自分目線だと一撃ルギア対面でアルセウスがバンギラスに取られることというのは基本的にないのであまり考えてませんでした。

性能の方はとにかくHPが低いのでベンチに置いたらなるべく早く進化させたいです。
技も要求エネがVSTARと同じで少ないのは良いですが、サイドが4枚取られるまではダメージがあまりに足りません。
サイドが4枚取られればたねポケモンならVやexもワンパン出来るので相手によっては進化前で〆ることも出来ます。
またたねポケモンということでベンチに置いた番でもキバナを使えば殴ることが出来ます。
予めベンチに置いていたシェイミが落とされてしまった時にアルセウスより高い打点が出せます。
サイドを5枚取られた状況でキバナを使ってエネをつけてベルトを持ってくると290点出るのでVSTARをもワンパンすることが出来ます。

進化前でも技が十分強いのもシェイミの良いところですね。

ここまでで話した通りどの相手にも基本的に使い、場合によっては2面立てたいので2ライン採用しています。アルセウス以外だとピン刺しじゃないポケモンはシェイミだけです。

空飛ぶピカチュウV-VMAX 1-1

シェイミの次に使うVです。対ロストやルギアで活躍してくれます。
ロストマインでダメカンを乗せられてなければ、ベンチを縛ってVガードを付けているとライコウVの攻撃を耐えることも出来るので意識しておきましょう。
使う対面を選び、仮にサイド落ちしてもアルセウスで殴っている間にサイドから回収出来る可能性も高いので1ラインの採用です。
配信卓では最後の最後までVMAXがサイドから出てくることはありませんでしたGG

プテラV-VSTAR 1-1

対ルギアやミライドン等で使うカードです。
ルギア対面で先攻を取ってエンシェントスターを決めれるのが最高ですが、デッキ構築の問題上当然そんなに都合よく決まりません。が、ルギア対面ではそれが出来なくても大きな影響力を持つことが出来ます。
どういうことかというと自分目線では先2でエンシェントスターするのが厳しい手札であっても、相手目線ではプテラを先1で置かれた時点で相手を妨害しなければそのまま負けてしまうと考えるからです。
そのため相手は、後1で博士の研究やバーネット博士など後2のアッセンブルスターの動きを盤石にするサポートではなく強引にでもジャッジマン撃たなければならなくなります。
その場合自分はアルセウスVSTARさえ引ければ、殴りながら相手に雪道を貼って返せるので相手が勝手に自滅する結果になりやすいです。
またルギア対面や弱点をつける対面以外でもロストダイブ240点が強い場面も考えられます。
このデッキの最高火力アタッカーであるシェイミはサイドを取られないと火力が出ないので、序盤は相手のVやexを取れません。しかしプテラVSTARであれば240点を序盤から出せて連打も出来るので必要に応じて使うことを考えましょう。
基本的に使わないので1ラインです。

ドラピオンV 1

対ミュウやサーナイトで使うカードです。
ダブルターボを貼っても弱点なら倒せます。
1回殴れれば十分なので1枚採用です。

ビッパ-ビーダル 1-1

置いておくだけでドロソになってくれるカードです。
1試合に1体欲しくなりますが、下手に出して空の封印石等で2-1-3でサイドを取られるとまずいので出す対面は考えましょう。
働かなくてもなんとかなるので1ラインの採用です。

かがやくサーナイト 1

アルセウスの耐久を底上げするためのカードです。
主にギラティナのロストインパクトを耐えるのに役立ちます。
CL当日は有効に使えた場面はありませんでした。


サポート

博士の研究 3

最強のドロサポです。ジャッジマンで妨害したいデッキなので3枚採用。
ハイパーボールで切ったことも多かったためジャッジマン4にした方が良かったかもしれませんが結果論でしょう。

ジャッジマン 3

先2ジャッジマンで事故らせればなんとかなります。
自分のハンドも崩壊することが多いですが、アルセが殴れてエネ加速さえ出来てればなんとかなります。
ロスト対面とかで4枚欲しいシーンは多かったです。

ボスの指令 2

裏のポケモンを取れるカード。サイドを先行するために使ったり、終盤の詰めで使ったりと最強でした。
復帰当初「フラダ…ボスの指令で」と間違えそうになったことが多々ありました。
ジャッジマンで戻せるシーンも多く、2枚で基本的に足りました。

セレナ 1

Vに対してボスの指令として使ったり、最悪ドロソとして使えます。
最後までチェレンのきくばり2枚目と悩んだ枠です。
ミュウ対面だとボスの指令を手札に引き込まないといけないことが多いので3枚目があると安心出来るので入れてましたが有効に使えた場面はなかったです。

さぎょういん 1

相手の雪道を割れるカード兼ドロサポです。手札抱えながらドローできるのもいいですね。

チェレンのきくばり 1

傷ついたアルセウスを回収してサイドレースを優位に進めるためのカードです。
ロスト対面等で有効に使えると強いです。
2枚採用するか最後まで悩み、試合中もう1枚あったらと思うシーンはあったのでそこはどうだったんだろうという感じです。

キバナ 1

エネ加速しながら好きなカードを持ってこれるカードです。
エネをつけたアルセウス等が先2で取られた時等はこのカードがないとそのまま負けです。
アルセウスが落とされそうな時は、キバナを使う可能性を考えて基本エネルギーから1ターン目に手張りすることもあります。
このカードは2枚目があっても良いかなと思ってます。


グッズ

ネストボール-ハイパーボール 4-4

ボールは8枚です。これで初手にアルセウスVになるカードが12枚になるので85%程で引けます。
キャプチャーアロマも候補になりましたが、コインが裏でないとアルセウスVになれないので入れる必要はないかなではないと判断しました。
この構築だとビーダルを立てる必要がないのも理由の一つですね。

入れ替え-抜け紐 1-1

入れ替え札は後述のジェットエネと合わせて3枚です。初手にアルセ以外が来た時はスターバースでどれかを持って来なくてはいけません。

ロストスイーパー 1

相手の雪道を割れるカードその2です。ポケモンのどうぐも割れます。

ポケモンのどうぐ

こだわりベルト 1

痒いところに打点が届くようになるカードです。2枚目を入れてもいいカードですが、確定サーチ出来るカードもあるので1枚で良いと判断しました。
対面によっては大切に使いましょう。

スタジアム

頂への雪道 2

手札妨害と合わせて強力な妨害カードになります。3枚にしてもいいですが相手の雪道を割れないと困るので1枚は別のスタジアムを採用しました。

ロストシティ 1

相手の雪道を割れるカードその3です。
終盤シェイミが相手のかがリザにベルトなしで燃やされてしまうので、一回殴ってきたかがリザをこれで除去できればサイドレースを保てるかなと思って入れましたが役に立ったことはなかったので、崩れたスタジアムとかの方が良かったかもしれません。
一応この構築を使った理由の一つにかがリザ型のロストが減っていたからというのもあるので、使わずに済んでむしろ良かったかもです。


エネルギー


エネルギーは合計14枚です。
アルセウスで加速できないエネルギーが半分を占めていますが、この構築のポケモンはアルセの加速に頼りすぎていないので大丈夫です。
また先1の最低限の要求のアルセウスに手張りするというのはこれで75%程で出来ます。エネを15枚に増やしたところで80%を超えないので、その25%は妥協するべきかなと思います。
後攻取ってる時はドロサポ込みで普通に引けると思います。

基本草-雷-闘 4-2-1

アルセウスで加速できるエネルギーです。加速先に必要な色付きエネはみんな1枚なのでこの枚数で大丈夫です。
絶対に使うシェイミに必要な草エネが4枚、使いたい対面でないと困る空ピカに必要な雷エネが2枚、殴りたいタイミングがあまりないプテラに必要な闘エネが1枚になってます。

ダブルターボエネルギー 4

素引き出来るに越したことはないので4枚です。
後1トリニティチャージが出来る可能性も高くなります。
空ピカとプテラも基本エネ1枚とこれで動けるのが偉いです。

Vガードエネルギー 2

試合中1枚貼れれば良いので2枚採用。ミュウ対面等でも相手の要求を増やすのに使えます。

ジェットエネルギー 1

入れ替え札になれるエネルギーです。
アルセウス系の構築に入っているのは少し珍しいでしょうか?
2ターン目のスターバースで持ってきたいカードは、エネルギー・入れ替え札・ジャッジマン・雪道になることが多いのですが、初手にダブルターボを手張り出来た時に1枚でこの内の2つを満たしてくれる偉いカードになります。
シェイミのスターブルームと実は相性がいいですが使わないので覚えなくて大丈夫です。


採用を検討したカード

ノコッチ
アルセウスがGサンダーV等に取られなくなります。
先におとぼけスピット等で先にこっちが取られるとそのまま1-2-3と取られる危険があるので入れませんでした。

バケッチャ
相手の雪道を割れるカード。ハイパーボールしかサーチ出来るカードがない上、そのハイパーボールはアルセウスVSTARを持ってくるのに使うので入れても意味がないと判断しました。

キャプチャーアロマ
ネストボール-ハイパーボールで説明した通りです。

セイボリー
相手のベンチ展開したポケモンを減らせるカード。主にサーナイトにささります。なくても戦えると判断したので入れませんでした。

ツツジ
逆転札。このデッキはサイドを先行したいのでこれを入れるなら序盤から強いジャッジマンを増やします。

友達手帳
きくばり2枚目とかになれるかもしれないカード。最初に言った通りこのデッキは行き当たりばったりになることが多いので、引けても自分の手札を解決出来ないこのカードは入れませんでした。

崩れたスタジアム
雪道を割れるカードでベンチを5体並べていれば回復札にもなれます。初手に来るとやばいやつも少ないし、まずベンチがそんなに並ばないだろうと入れませんでしたがこれがあれば勝てた試合があったのでこっちだったかもしれません。


対環境デッキ

環境考察については他の方のnote等を見てもらうとして、自分の予想していた環境は以下のような感じでした。

tier1 雪道ミュウ ルギア系 LTB(ゲッコウガ)
tier2  ロスギラ ミライドン サーナイト LTB(かがリザ)
tier3 Fエネミュウ アルギラ アルジュラ

というわけで上記のデッキについての立ち回りについて解説していきます。

雪道ミュウ 
先攻微不利 後攻超不利

使うポケモン アルセウス・シェイミ・ドラピオン・ビーダル・かがサナ

取り敢えず後攻を取ったらとても厳しいです。先攻を取っても後1雪道ジャッジマンが飛んできます。
サイドは2-3-2で取るのが理想です。アルセでミュウV、ドラピオンでミュウVMAX、シェイミで誰かをワンパンしたいです。
雪道を割れるカードは少ないためドラピオンで殴れる時は早めに殴った方が良いです。
また相手は雪道を割れるカードがたくさん入っているため雪道ジャッジマンで事故るのを祈るより、ボスの指令でサイドレースに遅れを取らないようにしましょう。
2-2-2で取られるため、手札干渉後に欲しいカードが引けるようにビーダルや相手の要求を増やせるかもしれないかがサナも置きたいです。

ルギア系 
先攻有利 後攻不利

使うポケモン ドラピオン以外

じゃんけんに命をかけましょう。先攻さえ取れれば雪道ジャッジマンだったりで試合が有利に進みます。
プテラでエンシェントスター出来なければアルセで殴って、手札妨害したタイミングで空ピカを着地させてエネ加速し、ボスで取られないように祈りましょう。
因みにアルセ→アルセ→シェイミで殴っても相手が少し止まってくれれば間に合います。
この対面も基本的に2-2-2で取られるのでビーダルやかがサナを置くことができます。
因みにエンシェントスターは1回だけ決まりました

LTB(ゲッコウガ)
 互角or微有利 
LTB(リザードン)
 微不利

使うポケモン アルセウス・シェイミ・空ピカ

相手が後攻を取ってくることが多いので先攻前提で書きます。
基本アルセ→空ピカで殴り、空ピカがロストマインでダメカンが乗せられたらベンチにシェイミも置きます。
相手は2-3+1(封印石)で取ってくるのを狙ってくると思いますが、ベンチ展開しなければ空ピカがライコウにワンパンされないので、打点調整のロストマイン等を挟まれる前にサイドを取りきれれば勝ちです。

ロストギラティナ
微不利

使うポケモン アルセウス・シェイミ・ビーダル・かがサナ

先攻後攻でやる事があまり変わらないマッチです。
アルセウス2体とシェイミ2体を用意したいです。
基本的に技を2回宣言するとサイドが2枚取れ、最後はシェイミでギラティナをワンパン出来るので6ターン目にサイドを取り切れます。
しかしジャッジマンでの妨害を加味しても、3ターン目からロストインパクト(アルセウス)→スターレクイエム(アルセウス)→ロストインパクト(シェイミ)と取られると負けてしまいます。
こうならないためには3ターン目のロストインパクトを耐えねばなりません。アルセウスのHPが満タンならVガードorかがサナで耐えることが出来ますが、2ターン目におとぼけスピットは撃たれてしまうのでこれ込みでどう耐えるのかが勝負のカギになります。

ミライドン
先攻有利 後攻互角

使うポケモン アルセウス・シェイミ・プテラ

アルセ→プテラ→シェイミの順でサイドを取り切ります。
雪道ジャッジマンが効きやすく、その場合は返しでワンパンされない可能性もあるため先攻ならそうそう負ける事は無いと思います。
またプテラとシェイミはレジエレキVMAXをワンパン出来る火力があるので劣勢展開でも3-3で取り切れる可能性もありますね。

サーナイト
先攻有利 後攻微有利

使うポケモン アルセウス・シェイミ・ドラピオン

相手の展開が遅い上、雪道やジャッジマンも刺さりやすいので事故らなければ何とかなると思います。
盤面からキルリアを減らしていくことを意識して戦いましょう。

Fエネミュウ
先攻有利 後攻微有利

使うポケモン アルセウス・シェイミ・ドラピオン・ビーダル・かがサナ

基本は雪道ミュウ対面と変わりませんが、相手から雪道ジャッジマンが飛んでこず、こちらの雪道ジャッジマンは刺さりやすいです。
メロエッタを挟まれても1-2-3とサイドを取れるので最後にツツジで大変なことにならない限り取れる対面だと思います。

アルギラ
先攻有利 後攻不利

使うポケモン アルセウス・シェイミ・ビーダル・かがサナ

じゃんけんに勝って雪道ジャッジマンしましょう。

アルジュラ
先攻有利 後攻微不利

使うポケモン アルセウス・シェイミ・ビーダル・かがサナ

お互いに2パンし合うマッチです。ワンパン出来るターンがあると楽なので進化前で落とせるならば落としたいです。
後攻を取っても先2で落とされるのがビッパかかがサナならサイド的に問題なく、さらにシェイミでジュラルドンVMAXをワンパン出来る可能性もあるのでどちらかと言えば有利なマッチだと思います。
ただし、シェイミがベルトフンサイで倒されるのには気をつけましょう。

当日のマッチ

Day1

ロトム後攻
6-1勝ち
一撃ルギア先攻
6-2勝ち
アルギラ先攻
6-2勝ち
雪道ミュウ後攻
0-6負け
フュージョンミュウ後攻
6-4勝ち
一撃ルギア先攻
4-6負け
サーナイト後攻
6-0勝ち
白ルギア先攻
6-0勝ち
ロストザマゼンタ後攻
6-3勝ち

Day2

ロストカイリュー先攻
2-0勝ち
雪道ミュウ先攻
6-0勝ち
LTB先攻(配信卓)
5-6負け
LTB先攻
6-2勝ち
白ルギア後攻
0-5負け

10勝4敗 55位

オポがかなり高く、あと一勝出来ていたらトナメもワンチャンあったので惜しかったです

なんとロストギラティナに当たりませんでした。いなかった訳ではなかったようなのでびっくりです。他は概ね予想通りだったでしょうか。
4勝2敗になった時はこのまま終わりかと思いましたが、諦めずに這い上がれて良かったです。

結果を出せてるので当然ですが、デッキ選択はこれで良かったと思います。
運が良かったといえばそれまでですが、CLという舞台で試合する以上何を握るにせよ上振れは必要だと思うので、上振れればしっかり勝ち切れるデッキを組む事ができて良かったです。
これからも楽しいデッキを使っていきたいですね。
時間を気にした試合もほとんどなく、対戦相手の方とも楽しくお話し出来ました。

終わりに

長くなってしまったので最後の方は駆け足になってしまいましたが、伝えたいことは伝えれたかなと思います。
新弾発売までもう少しですが、この記事を読んでこのデッキをジムバトルやシティリーグで使ってみたいという方が一人でもいてくれたらとても嬉しいです。

またオリジナリティ溢れるデッキを考えて使ってみるのはとても楽しいので、是非皆さんも色々考えてみるとポケモンカードがもっと面白くなると思います。
因みにまだ新弾のカードは出揃っていない状態ですが、CL新潟にはカプ・コケコVMAX(アルセではない)で出ようと思っていました。
はい、“いました”です。
先日セラピーエネルギーが公開されてしまったことでまた1から考え直しになりました。お疲れ様でした。

最後に

当日対戦してくださった選手の方

楽しい大会を開くためにに尽力して下さった運営やジャッジの方々

前日の夜まで「絶対やめた方が良い。アルセシェイミ使ってるお前には負ける気がしない。」と散々こき下ろしてくれたあげく、3-3で終わりそうと言って送り出してくれた友人D君

CLの1週間くらい前から「俺は今ポケカをやってはいけない気がする。」とか訳のわからん事を言って全く練習に付き合ってくれなかった友人W君

そしてここまで読んでくれた皆様

本当にありがとうございました!

感謝のリベンジバースト!



おまけ

もうちょっとだけ続きます。

今シェイミ界隈が少し賑わっているのはご存知でしょうか?

下技が強いのが偉い

そうこの子です。
サイドを2枚献上する代わりに基本草エネルギーを5枚加速するヤケクソな効果をしているポケモンです。

色々なカードとの組み合わせが考えられる夢のあるカードですが、サイドを相手に取らせて草エネを加速する事ができるという点からシェイミとの組み合わせを考える人も多いでしょう。
アルセシェイミを考えている途中に公開されたため、シェイミの打点が思い出されてしまうのでは!?と焦りました笑
せっかくシェイミの話を散々したのでフォレトスexとシェイミVSTARって実際どうなの?ということに自分の今の考えを言いたいと思います。

結論からいきましょう。

自分はこの組み合わせはあまり強くないと思っています。

まずこのフォレトスexというカードは、相手にサイドを2枚取らせる関係上、加速されたポケモンは取られたサイド2枚分多くの働きをしなくてはなりません。
シェイミにはこれが難しいです。
シェイミは耐久が低いので相手のポケモンを倒しても返しで落とされてしまう可能性が高いからです。
確かにサイドを取られて火力が上がるので、相手のポケモンを倒すことは出来るかもしれませんが、1体倒してこちらも落とされてしまったら元も子もありません。フォレトスのサイド2枚分損してしまいます。
今回の構築の説明でも言ったようにシェイミVSTARはサイドを先行している時こそ輝くカードだと思います。
またシェイミの要求エネルギーは軽いのでフォレトスで付けるまでもなく、それこそアルセウスで殴ってる方がその間にサイドも取れるのでいいんじゃないかなと思います。
以上の理由からシェイミVSTARとフォレトスexの組み合わせはあまり強くないと判断しました。
フォレトスが非エクでマルマイン(S4など)の草タイプ版のテキストであれば、1-2-2-2サイドを取らせることで倒される分のサイドが実質関係ないので相性バッチリと言えたのですがそうはいきませんでした。
一応超越オーロットみたいな感じでナンジャモで相手の手札を1枚にする構築も考えましたが、そちらはネタデッキの域を出ないかなと思いました。
当然実際に新弾が発売されて使ってみたらフォレトスシェイミが超強いという可能性もあるのでその辺は開拓に期待しましょう。

これで今回のシェイミについての記事は本当に終わりです。
改めてここまで読んでくれた皆様本当にありがとうございました!

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