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【思い出 Wednesday】 ノボテル台北

毎週水曜日は、過去に訪れたホテルの中から思い出に残っているものをピックアップして記事を書いています✨

今回は、ほとんど覚えていないとも鮮明に覚えているとも言えるホテルについて。(注: ホテルの情報というより、単に旅の思い出話です)

NOVOTEL Taipei International Airport(2009年開業)

ホテル好きにとって最初にして相当のお楽しみアクションのひとつ、ホテル選び。なんですが、この台北ノボテルはそんなお楽しみの ”ホテルを選ぶ” をすっ飛ばして宿泊したホテル。

台北経由にした家族での海外旅行で、復路便トランジット中に空港で倒れて病院へ搬送。係員に案内されながら一般用ではない通路を通って、一般用の出国審査ゲートではないところを通って救急車に。

私は車椅子で運んでもらったし、意識も朦朧としていて朧げな記憶だけど、あとから一緒に行った家族の話によると「ものすごく歩かされた」とのこと。長めの旅行だったから、父は大きなスーツケースふたつと大きなお土産の紙袋(8人用の磁器のティーセット!!)を抱えて、母は3人分の手荷物とお土産を抱えての大移動。

迷路のような長い長い通路を行った先でやっと乗れた救急車が、これまた、とばすこと、とばすこと!サーキットを走行しているのかと思うほどの急発進と急ブレーキの繰り返しで、横たわっている私はともかく、ストレッチャーのそばに寄り添っているだけの母は座席から振り落とされないように必死で、吐きそうだったとか。

病院に到着後は私も回復したし、父は契約しているクレジットカードの海外旅行サービスの窓口に連絡をとって状況を説明。病院への支払いから、その日に泊まるホテルの手配まで手厚い補償にひとまず安堵して電話を切り、病院に戻ると・・

今度は母が倒れて、看護師さんに囲まれている!心配もあっただろうし、初めての中国で言葉も通じず、旅の疲れがたまった中でのこと。驚いて駆け寄ると、母はコケていただけ😂(本当によかった!!)ちょっと足がすべって、咄嗟に何かをつかもうとするも右も左もライフラインらしき管が。私の点滴をひっぱらないためにも、隣の誰かの酸素マスクを外さないためにも、悔しかっただろうけど(母はコケそうでコケない達人)床に転がるという選択をしてくれた母に感謝。

という具合で、このまま死ぬのかと怯えた出来事も今となっては思い出話。

そして、このときカード会社が手配してくれたホテルがノボテル台北。病院からはタクシーで移動して、回復したと言ってもまだゲッソリした気分で、夢の中みたいに視野が狭い記憶しか残っていないけど、ある意味、強烈な記憶が残っているとも言えるホテル。

その後、2017年にリニューアルがなされて、いちばん狭い客室でも28平米になっているけど(トップの写真がそのスタンダードルーム)、私が泊まった改装前はアコーらしい20平米弱の部屋もたくさん。

その、20平米満たない客室に3人で泊まったものだから、父がいつまでも「めちゃくちゃ狭かったねー」と嬉しそうに言う、我が家では思い出のホテル。当日手配ということもあって、ベッドがひとつの部屋しか取れず、それでも4万円ほどしていたことにもびっくり(保険でカバーされたのはありがたいこと)。

ホテルの情報は申し訳ないくらいに覚えていないけど、近代的でさっぱりしたイメージだった記憶はある。改めてマップで見てみると、空港にもかなり近い便利な立地だったみたいだし、広いプールまで✨ 改装されているのを見てしまうと、また行きたくなってきた😂


・トップの写真は公式サイトのものを利用しています

新たな視点がもてたり、世界が広がったり、楽しい気持ちになりますように・・✨