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【老舗百貨店 × 高級メゾングループ】 シュヴァルブラン パリ

いつになるかは分からないけど、次にヨーロッパを訪れるときに行きたいと思っているホテルリストを整理しつつ、ちょこちょこ記事に。ヨーロッパのホテルはサイトを見るだけでも十分パリに浸れます✨

Cheval Blanc Paris(2021年開業)

https://www.chevalblanc.com/en/maison/paris/

ポンヌフで1870年に創業したラ・サマリテーヌという百貨店だった建物が、16年という長い期間を経て蘇生。モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンの所有になったことで、LVMHが展開しているシュヴァルブランを冠したホテルに✨

百貨店を設計したのは、アール・ヌーヴォー建築と言えばのアンリ・ソヴァージュさん。その尊い世界観を尊重して改修の指揮を取ったピーター・マリノさんは、芸人のなんとかラモンさんを連想してしまう個性的な風貌ながら生み出す建物はユニークな中にも端正さを兼ね備えているかのようで、銀座のシャネルビルもそのひとつ。

以前、ルーブルビューのお部屋があるホテルとしてハイアットアンバウンドコレクションに加盟しているホテルの記事を書いたことがあるけど、このシュヴァルブランはルーブル美術館の東側、ポンヌフ駅の目の前。

今までお高い宿泊レートのホテルもいくつか取り上げてきたけど、おそらくその中でもハイクラスのエンドに位置する高級ホテル。もはやリーズナブルな部屋とも言えないけど、このホテルの中でのボトム客室でも30万超というお値段。アンバウンドコレクションの部屋が安く思えるレートマジック。

アールヌーヴォー建築の巨匠 × 老舗百貨店 × 高級メゾングループとくれば、弾き出されるお値段がすごいことになるのも納得で、お部屋に飾られるのはパリのデザイナーズブーケ専門店 DEBEAULIEU のお花だったり、日本で買ったら150万円以上する Charlotte Perriand の家具が当然のように設えられていたり、メゾン・ディオールの調香師が手がけたフレグランスが客室アメニティだったり。

スパ内のインテリアも全てハウス・オブ・ディオールのもの。スパ隣の室内プールはこの立地にしてヨーロッパで最も長いそうで、セーヌ川に見立てた職人手作りのモザイクで彩られていて、川と水位を合わせるこだわりよう。

個人的にはいちばん気になるのが、トップの写真にした最上階のレストラン Le Tout-Paris のテラス席。宿泊者だけが食べられる朝食をここで食べたいけど、宿泊できるかどうかは予算と相談。もし宿泊できないとしてもランチは死守したい!平日の1週間先くらいの日程ならネット予約で空きがあるのも便利。

コ口ナで自粛している間に雨後の筍のごとく魅力的なホテルが誕生しているヨーロッパ。記事にまとめているだけでもワクワクがとまりません😆


・トップの写真は公式サイトのものを利用しています

新たな視点がもてたり、世界が広がったり、楽しい気持ちになりますように・・✨