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【スタジオ・ムンバイ × 昭和のアパート】 LOG

長い長い ”泊まりたいホテルリスト” は、ひょんなことから順番の入れ替わりが。今年に入ってリストの上位に急浮上した、そんなホテルについて✨

LOG – Lantern Onomichi Garden-(2018年開業)

生まれ育った土地とは似ても似つかぬはずなのに、映画や文学の舞台になっていることも多いからか、何故か懐かしい気持ちになる街 尾道。坂の街としても有名で、そんな尾道らしい起伏ある風景が楽しめる千光寺へと続く坂の途中にある LOG

昭和時代に建てられたという鉄筋コンクリートの新道アパートをインドの建築デザインチームであるスタジオ・ムンバイ・アーキテクツが再生。ビジョイ・ジェインさんという建築家の方が率いているこの会社、丁寧に手作業で仕上げていくことや使える素材を再利用することにもこだわっていて、尾道の風景に溶け込み、人を優しく迎え入れる建物を目指したとか。

手作業にこだわるのは "手の力" を取りこむため。手間を惜しまず、納得するまで何度も何度も試すことを繰り返し、そうやって手をかけて検証することでそこにエネルギーが生まれ、そのエネルギーが建物に取り込まれるという考え。

宿泊者専用ライブラリースペースの漆喰壁は手仕事の跡が残るようワークショップで最後の仕上げをしていたり、客室は和紙作家の方が丁寧に仕上げていたり、そのエスプリは随所に。

トップの写真にしたのがくだんのライブラリーで、ムンバイにあるビジョイさんの書斎のイマージュ。カラーアーティストまで参画したという印象的な漆喰壁はオスマンを連想するような雰囲気だし、全ての客室に設えられている縁側もどことなく中央アジアを彷彿とさせる。和のものを取り入れつつ、うまく異文化がミックスされているのが刺激的✨

そんな LOG、アパートは25戸ほどあったのに客室がたったの6室なのは、3階建てのうち1・2階が立ち寄り利用ができるカフェショップになっているから。

そして!レストラン LOG DINING を監修されているのが、最近、大ファンになってしまった料理家の細川亜衣さん✨ それを知って ”泊まりたいホテルリスト” のエントリーナンバーはごぼう抜きで上位へ😅 朝食は宿泊しないと食べられませんが、夕食なら外来利用も可能(前日までの予約が必要)。

試行錯誤のエネルギーがつまった建物でいただく細川亜衣さん監修のお料理なんて、考えただけでパワーチャージされそうです🤗


・トップの写真は公式サイトのものを利用しています

新たな視点がもてたり、世界が広がったり、楽しい気持ちになりますように・・✨