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小説に出てくるホテル③ ウェスティン東京

ホテルに泊まるために生きていると言っても過言ではない私ですが、連日ホテルに泊まるわけにはいかないのは当たり前のこと。そんな時でも、泊まったことのあるホテルが出てくる小説なんかを読みながら妄想ホテルステイを🤗

今回ホテルが出てくる小説として取り上げるのは、映画にもなった小池真理子さん著「二重生活」。主人公の女の子がフランス人アーティスト、ソフィ・カルに影響を受けて ”文学的・哲学的尾行” を実行してしまうというお話。

小説からは脱線するけど、ソフィ・カルは問題児ともいわれたアーティスト。ホテルのハウスキーパーとして働きながら、人々が使い終わった清掃前の客室を写真にとって、それを作品として発表して訴訟を起こされちゃうような方で、個人的にすごくスキ♡

その ”文学的・哲学的尾行” 中に「恵比寿にあるWホテル」としてホテルのシーンが登場します。かなり緊迫した状況もある、物語にとって重要なシーンがホテル内で展開されて、読んでるこっちまでドキドキする!

ウェスティン東京(1994年開業)

恵比寿にあるWホテルなんて、WESTIN東京しかないよねえ。ロビーの描写もそのまんま。作中で23階と書かれているエグゼクティブフロアが実際には15〜21階だったり、エレベーターに乗れば誰でも行ける設定も現在はカードキーをかざさないと客室階へ行くことができなかったり。そもそも23階って行けたかな?バーもレストランも最上階は22階だったはず。

エグゼクティブフロアに泊まると朝食はラウンジで食べられるけど、やっぱり朝食はザ・テラスで食べたいところ。

ザ・テラスにはエッグステーションならぬ、おにぎりステーションがあったりして、おにぎりが大好物の私にとってはとても嬉しい♡ 先回私が行ったときは、南アジア人と思しきコック服のおにいさんがカタコトでオーダーを聞いてくれつつ作ってもらって不思議な気分🤣

中に入れる具材がリクエストしたものと違っているのは仕方ないとして、ひとつのおにぎりの中に複数の具がハイブリッドに入った斬新なものが出来上がってきたのにはさすがにびっくり。作業中に「お味噌汁ドコカナ?」とか「お盆がナイ・・」とか言ったせいで気を取られてオーダーを忘れちゃったのか、それでなんとなくそれっぽいものを適当に作ってくれたんだとしたらオモシロイ!

レストランに入るとき、私の前に並ばれていた若い男性おひとりさまは朝食だけ食べに来られているようで、素敵というか優雅というか。スーツを着用されていたから仕事前かもしれないけど、オシャレな生活✨

ちなみに、ビジター利用もできる朝食はバッフェで4200円です。


・トップの写真は公式サイトのものを利用しています

新たな視点がもてたり、世界が広がったり、楽しい気持ちになりますように・・✨