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【言葉の魔術師⁈】 The Standard East Village (アメリカ)

以前、Anything but Standard という、標準とされるもの以外なら何でもアリ!がコンセプトのホテルとしてバンコクにあるスタンダードホテルの記事を書きましたが、今回は、ザ・スタンダードというブランドを知ることになったホテルについて✨

The Standard Eastvillage(2011年リブランド開業)

このホテルを知ったのは、”世界のベストホテル” という特集記事を掲載していた GOETHE 2015年9月号で「アメリカのデザインホテルの潮流を作ってきたホテリエ、アンドレ・バラージュ氏が手がけた最新ホテル」として紹介されていたから。

ホテリエと聞いてぱっと連想したのは ”従業員としてホテルで働いている人” だったんだけど、このアンドレ・バラージュさんという方はホテル勤務のキャリアがあるわけではなく、物件を扱う不動産屋さん的事業を展開されている方。古いホテルを買い取ってリノベーションを施して再生させるということを80年代からやられていて、アートやデザインに関するアワードの受賞歴があったりと、まさにデザインホテル界の草分け的な存在✨

ホテルは、NYの建築家カルロス・サパタさんが設計して2009年に開業したクーパースクエアホテルをリブランド。隣接するビルに長年住んでいる人が立ち退いてくれない不和があったことが関係するのか、ビルは上層にかけて膨らむような形で建てられ、ホテルのエントランスだけ隣接する建物に。トップの写真イラストの右端にある建物がそれで、モダンなガラス張りのビルとの不思議なコントラスト。

25平米のデラックスキングは ”King of King” とか、その名も No Bar というバーは ”No bar like No Bar" とか、ホテルの名前も逆向き表記にすることでコンセプトの "Anything but Standard" を表現したりと、言葉遊びのてんこ盛り。

内装はイタリア人デザイナーさんによるものらしいけど、全体的にアメリカのモダンアート的な雰囲気に思えるのはオーナーがアンディー・ウォーホルさんと親交があったというイメージに私が引っ張られているからかも😅 

アメリカに行く予定は全くないけど、いつかランドスケープアーキテクト渾身作という中庭にある The Garden でブランチを食べてみたいし、カバーチャージ不要というホテルのバーらしくない No Bar にも興味津々。いつか行けるといいな・・


・トップの写真は公式サイトのものを利用しています

新たな視点がもてたり、世界が広がったり、楽しい気持ちになりますように・・✨