ゲームレビュー「AI:ソムニウムファイル」
AI:ソムニウムファイル
「殺したのは...“AI”がほしかったから...」
ダンガンロンパなどで有名なスパイク・チュンソフトのミステリー、アドベンチャーゲーム。
あらすじ
東京。
11月のとある金曜日の夜。
降りしきる雨の中、
ひとりの女性の遺体が発見された。
場所は廃墟と化した遊園地のメリーゴーランド…。
その遺体の顔には左目がなかった。
どうやら犯人にくり抜かれ、奪われたらしい。
一報を聞きつけ事件現場に訪れた刑事、伊達。
彼は遺体の顔に見覚えがあった。
なぜ、彼女が――
――これは、夢と現実を捜査し、
失った記憶と因縁の殺人犯を追う、
ある刑事と相棒の物語。
公式サイトより引用
キャラクター
・伊達 鍵(だて かなめ)
主人公。記憶喪失の捜査官であり、6年前以前の記憶がない。
なんだそのポーズ。
左目に「アイボゥ(eyeBall)」と呼ばれる最新AI搭載の義眼を入れている。性欲に忠実。
・アイボゥ
伊達の左目にあるAI搭載の義眼。なんだそのポーズ。
小動物の姿になったり、少女のような姿になったりする。アイボゥにはズーム機能やサーモグラフィ、X線による透視機能などが備わっており、めちゃくちゃ優秀である。また、積極的にちょける。
・左岸 イリス
物語の鍵を握る少女。「A-set」という名義で活動しているネットアイドルであり、「あせとんちゃん」という愛称で親しまれている。かわいいね。
ルートにより死亡する。
ちなみに公式YouTubeチャンネルもあったりする(再生数はイマイチ)
https://www.youtube.com/@japanlemniscate1926
・その他
24歳ニートのオタクとか、主人公と同居してる辛口のロリとか、CV.大原さやかの母親キャラとか、アイドルオタクのヤクザとか出てくるよ!!
あと三宅健太がオカマバーのママやってる。
ゲームシステム
現実世界での「操作パート」と夢の中での「ソムニウムパート」に分かれて進行する。また、マルチエンディングかつストーリー分岐があるが、システム内にゲームの進行度を表すフローチャートがあり、そのフローチャートから好きな場面に戻れるため、周回しやすい。
・捜査パート
逆転裁判で言う探偵パート。人や物を選択して進行していくシステム。ここでは分岐しないのでクリアするまでの難易度は低め。たまにQTEがあるけど失敗してもすぐにやり直せるのでそんなにストレスはない。アイボゥがめちゃ優秀すぎる。
・ソムニウムパート
6分の制限時間の中で対象者の夢の世界に潜り込み、真相を解明するパート。何を言っているのかわからないと思うが、詳しくはプレイすればわかる。
選択肢によっては一撃でゲームオーバーになることもある…けど明らかに違うふざけた選択肢があったら、そりゃ選びたくなりますやん?
プレイ中の印象
最初はマジで訳がわからんかった。事前の世界観の説明とかもなくイキナリ捜査パートから始まったからビックリしてプレイ中は「こいつ何者?」、「何これ?」、「なんで?」の連続だった…。
けど進めていくうちにキャラの背景や性格の深堀りがされていってみんな大好きになった。あとソムニウムパートでふざけすぎてめちゃくちゃゲームオーバーになりまくった()
また、エンディングのルート分岐が起きるたびに「サリー・アン課題レベル100」みたいなことが起きてて混乱した。(プレイ中に「え、なんでこいつ生きてるの!?」、「なんでそれ知ってるの!?」みたいなことが多々ある。)ちなみに途中でダンロン含むスパイク・チュンソフト過去作のパロディ演出がある。というか全体的にパロディのネタが多い(興味ある人はやってみてネ)
クリア後の感想
全体的に満足。
筆者は1000円で購入したので満足だったが、割引なしだとちょっと物足りないかな?と思う。あとしょうもないギャグやパロディが多めなので、しつこく感じるかも。
また、CERO:Zなのでグロ描写や精神的にクる描写もあります。
事件の黒幕が遺体から左目をくり抜いた理由と左目の行方を話すシーンがあるんですけど、そこでちょっと気分悪くなりましたね…。
このゲームの本質はエンディングにある。
様々なルート、様々なエンディングを経験してきたプレイヤーたちが満場一致でハッピーエンドだと答えるだろう。(けど終わり方それでよかったんか?とはなる)
なんだかんだ言ったけど、やればわかる!!良いゲーム!!
詳しく知りたい人は他のレビュー記事を見るかゲームやってみてね!
(CERO:Zだから年確されるけども↓)
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