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定期的に聴きたくなる曲 020

初めてこの曲を聴いたとき
やっべぇのが出てきたぞ、と
嬉しいような、こわいような
ワクワクした気持ちでいっぱいになった。

▶︎定期的に聴きたくなる曲 020
僕の果汁/ズットズレテルズ

残念ながら、音源だけだが
検索すればPVが出てくる。

若さゆえの粗さと
やたらに上手いテクニックが絶妙なバランスで
とにかく勢いがものすごかった。
いったい、何者なんだ?と調べてみたら
錚々たる面子で、さらに驚いた。
ローザルクセンブルクやBO GUMBOSのどんと
THE PRIVATESの延原氏
ダウンタウンの浜田さん
草刈正雄さんのご子息たちだった。
どんとの息子のラキタや
延ちゃんの息子のレイジは
親御さんのバンドをよく聴いていたこともあり
彼らが幼い頃から存在は知っていたので
こんなに大きくなったんだ!という
驚きがあったし
一緒にバンドを組んでいるというのも
素敵に思えた。

何よりも驚いたのが、浜田さんとこのハマ氏だ。
確か、当時、高校生の年頃だったと思うが
人生何周目?と聞きたくなるような、洗練された
熟練を思わせるベーステクニックだった。
楽器の中でも、ベースが一番好きで
個人的な好みもあるが
その若さでこの音出す?!と、本当に驚いた。

光のように現れて
光のように消えてしまったバンドなので
知らない人も多いかもしれないが
知ってしまったら、忘れられないような
強烈なインパクトがあった。

メンバーの何人かは
OKAMOTO'Sで活躍されていて
そちらは知っていたり、好きな方も多いと思う。
二度くらいライブを観たけれど
なんとなく自分にはハマらなかった。
おそらく、ズットズレテルズの印象が
強烈すぎたのだ。

どこにも属さない
カテゴライズされない独創性は
幼さの名残りならではのようにも思えるが
未来を感じさせた。

最近は
お!この曲誰だろう?とか
このバンドさんどんな人たちなんだろう?と
掘り下げたくなる方になかなか出会えない。
自分の好みが偏っているのも大きいと思うが
キャッチーすぎて
さらさらと流れていってしまう。

たくさんの音が溢れている中で
耳や頭にこびりついて離れないような
音に出会える─
そんな幸せを、楽しみに、音の旅は続く。

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