見出し画像

定期的に聴きたくなる曲 011-012

高校生の頃、通学のときに聴いていたのは
Van Halenの5150というアルバム。
帰りはいろいろ聴いたけど
朝は絶対に、5150。
他のアルバムも持っていたけれど
5150ばかりを聴いていて
他は、ほとんど聴いたことがないかもしれない。


▶︎定期的に聴きたくなる曲 011
Good Enough/Van Halen

5150の1曲目で、朝は絶対にコレ。
この曲が終わったらシャッフルにしていたけれど
朝、家から出るときの第一歩が
Hello Baaaay... beeee!で始まらないと
気合いが入らないというか、落ち着かない。
そんな習慣が今でも身についているのか
気合いを入れたいときに、聴くことが多い。

▶︎定期的に聴きたくなる曲 012
Love Walks In/Van Halen

学校にそろそろ着くぞっていうあたりで
聴き始めた曲。
校門に着くまでを逆算すると
ある女優さんのご自宅の前で再生を始めると
ちょうどいいことに気づいた。
それからは、そこを通るときに7曲目にして
心地よく一日を過ごそうと思っていた。


負けず嫌いで気が強く、とにかく生意気で
少々のヤンチャがあったことは否めないが
他人に迷惑をかけたり、傷つけたりをせず
大きく道を外れることなく高校を卒業できたのは
音楽を聴くことで
テンションを整えるというかスイッチングが
うまくできていたからかもしれない。

校則がわりと時代錯誤で
・鞄にキーホルダーを付けてはいけない
・下校時の寄り道は禁止、やむを得ず寄り道をする
  場合には親権者押印で要届出
・うちわ使用禁止(下敷きパタパタもNG)
・アルバイト禁止
・ピアス、髪染め、パーマ禁止
・学校祭の異性の招待は禁止(親のみOK)
・電卓以外の電子機器の持込禁止
・靴下は購買部で購入した規定のものを着用
・運転免許証の取得禁止、必要時は要届出
・授業中は第二カーテンを閉める

思い出せるのはこのくらいだが
生徒手帳がB6サイズで
髪の長さや下着の色にも規定があり
細かな校則がびっちり書かれていて
軍隊か某国みたいな感じだった。
入学年ごとに色が違う手帳で、自分の年は赤。
赤い大きな手帳を持ち歩くことが
とにかくイヤだった。

パソコンのある教室以外は冷房はなく
暖房は電気ストーブ1台で
夏暑く冬寒い、ひどい環境だった。
それなのに冬場は
暖房費を加算して納めなければならなかった。
高校からは、学費は自分で納めていたので
三年間、ずっとバイトをしていた。
最初は、近所のコンビニで働き始めたが
二日目で講師の先生に見つかってしまった。
そのとき、先生は奥様ではない女性を連れていて
お互いに何も見なかったことにしよう、と密談し
お咎めは受けずに済んだが
念のため、すぐに辞めた。
絶対に学校関係者が来ないところで
働かなければと、港湾関係者しか来ない売店や
官公庁職員向けの食堂などで単発で働きながら
父の親友であり、幼馴染の父親が経営する
バーレストランで働いていた。
髪を染めたり、パーマをかけたりはしなかったが
左耳にピアスはあけていたので
ピアスホールを隠すためにパスタを刺していた。
中学の制服は、戦前から変わっておらず
何枚も重ね着をするので面倒くさかったし
修学旅行の前に
新幹線に乗る練習があったのも謎だ。
卒業した翌年に、制服がイマドキな感じになり
挙句、数年後には共学になった。
自分で選んだ進学ではあったが
少しだけ悔しかった。

母校は、何年か前に、ある大学に吸収されて
通っていた校舎は
今は別の大学の校舎になっている。
卒業してから、何十年か経って
母校を訪れるのを楽しみにしていたのに
母校はなくなってしまった。
時代の流れには、一抹のさみしさがつきものだ。

よく聴いていた曲を久しぶりに聴くと
わーっといろいろ思い出して懐かしくなるけれど
曲が終わると、ふと、せつなくなるのと
少しだけ似ている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?