見出し画像

Laughter is the best medicine.

声を上げて
こんなにも笑い続けたのは
いったいどれぐらいぶりだろう。
笑いすぎて咽せて、咳き込みながら
息が苦しくなるほど笑った日を思い出そうと
記憶の中を遡ったが
おそらく
三、四年ぶりかもしれない。
そのときに
なにが可笑しくて笑ったのかなど
まるっきり憶えていないけど
今日、笑ったことは
ずっと忘れないと思う。

笑うことを封印していたわけではないし
我慢していたわけでもない。
まったく笑わなかったわけではないが
フフっと抜けるような笑いか
会釈に添える程度の微笑みだけだった。

極限の状態で、感情が迷走して
可笑しくもないのに笑ってしまうのは別として
心身に余裕がなければ
お腹の底からは笑えない。
疲弊の中で踠いているばかりだったが
こんなに笑えるようになったんだ…と
大笑いで出た涙を拭いながら
グッとくるものがあった。

Laughter is the best medicine.
(笑いは最善の薬)
という諺がある。
医学的か科学的かは失念してしまったが
オキシトシンが増えるらしい。
笑いは
自分にも、自分の周りにも、たいせつな栄養だ。

誰かにエールを送るとき
「頑張って」と、なかなか言えない。
心が折れかかってるひとや
充分に頑張っているひとに
無責任に「頑張れ」など、絶対に言えない。

承認欲求がなく、自己肯定感低めの
昭和の拗らせ系なので
誰かに声をかけるのも
自分の状況として口にするのも
「頑張る」は、重いのだ。

いつから言うようになったのか
明確には憶えていないが
「口角上げて楽しんでいこう」と
言っていることが多い。
社会人一年目の引き継ぎメモの署名欄には
サインと一緒に keep smiling :) と添えていたので
10代の頃からなんだろう。

笑いは、万人に効く特効薬。
希望のヒカリだ。
植物が光差すほうへ向くように
笑っていこう、今日も、明日も。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?