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〈金魚亭歳時記〉2020年の土用の丑の日は、7月21日(火)です!皆さま、鰻は召し上がりましたか?


〈もくじ:〉
1.そもそも、『土用』とは?
2.では、『丑の日』は?
3.『土用の丑の日』に食べたいもの5選

1.さて、そもそも『土用』というのは何でしょう?

古代春秋時代の中国では、全てのものは『陰・陽』と、

5つの要素(木、火、金、水、土)から成ると考えていました。

そのため、季節や方角やあらゆるものにこれら5つを当てはめていったのですね。

季節であれば、

春=木、夏=火、秋=金、冬=水

というように。

で、余った『土』は?

「それらの季節の間にしとこう」と(笑)。

それで、各季節の変わり目の18日間を

土用と言うようになりました。

だから、土用は年に四回あります。

春の土用、秋の土用、冬の土用、にも

それぞれ何かを食べる風習があっても良いかもしれませんね♪

(ちなみに、鰻の本当の旬は脂がのる秋冬です☆)

2.では、丑(うし)の日は?

子丑寅卯…の『干支』でお馴染みの十二支ですが、

こちらも1年や月、日、時間や方角など

あらゆるものを表す単位として用いられていました。

今でも丑三つ時、とか丑寅の方角は鬼門、とか

言いますよね。

その中でも、丑の日は悪いものが入って来やすいので気を付けようという事で、

「土用(季節の変わり目で体調を崩しやすい)」の「丑の日(悪いものが入りやすい)」には、

縁起の良いものを食べて乗り切ろう、という訳です。

特に、平賀源内が江戸時代に「夏の土用は鰻を食べよう」というキャンペーンを行って以来、

夏の土用と言えば鰻が定番になりました。

3.『土用の丑の日』に食べたいもの

先述のように平賀源内の広告戦略により、

土用の丑の日といえば鰻が定着しました。

しかし、元々は「う」の付く食べ物であれば何でも良かったそうです。

「う」の付く食べ物と言えば

梅干し、うどん、瓜、卯の花、…うまい棒!?

ちなみに昨年の土用丑の日の私は何故かお肉が食べたいモードで、焼肉を食べましたが。

そう言えばこれも「牛」ですよね!

そうなると土用の丑の日は、牛丼や焼肉、ステーキでもいいのかも。

今年はコロナウィルスで大変ですが、

悪いもの(疫病や天災などの災い)が入ってきやすいという土用の丑の日には、

鰻やお肉など精力かつくものを頂いて免疫力を上げ、ウィルスが身体に入ってこないようにしたいですね。

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#土用の丑の日 #年中行事 #金魚亭 #金魚亭歳時記

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