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空間とか、環境のこと

・吉村順三とジョージ・ナカシマ@ink gallery、堀部安嗣@鎌倉山集会所

最終日、雨。
大船山から車を借りて向かう。
gallery入口の坂に駐車できるようだがアルファロメオやポルシェが並ぶのを見て勇気が出ず、近辺山道の路肩に止めようとするも「お姉さんそこは私有地、止められませんよ」と軽トラのおじさんに忠告されすみませんと謝り車内へ。様子を伺いつつ道を選ぶも行き止まりに迷い込んでバックでなんとか戻るなどし、七里ヶ浜あたりのパーキングに停めて歩く。ザ、旅感。

なんとか辿り着くも混み合っているようだったので、先に鎌倉山集会所へ。
入れるかどうかは一か八かだったが、先客が一名居たようで黒い革靴が玄関口に見える。管理者らしいエプロンをつけたお婆さまがこちらに気づく。案内されているのは50代前後の静かな男性。「タイミングがよかったわね、もう閉めようと思っていたのよ」

空間は、視覚よりも体感が大きい。不思議だなぁと思う。
許されている感じ。それでいて干渉してこない。
入れたことだけでもラッキーなのに、もう少しゆっくり滞在できればよかったかな、なんて思う。雨水を吸った緑が美しい。

ink galleryへ。
ジョージ・ナカシマの椅子に座る。
復刻とはいえ、背に包まれる座り心地は、その良さを十分に感じることができる。
「無意識に意識させる」「意識せずに居られる美しさ」について考える。



・new light pottery@奈良

昨年、ハタノワタルさん『とまる』で目にして、前から気にはなっていたものの、徐々にご縁を引き寄せられていた感じ。代表の永冨さんに教えていただいたのだが、たまたま奈良に滞在したこの日、思い立って予約もせずに立ち寄ったこの日が、初めて一般の方へopen day と称して解放する試みを行った日だったそう。

どこまでついているのだ。
本当に悪いことはできない。

永冨さん、奥様から少しお話を伺えた。

拡散、光をまわす、透過と反射。光と陰。
白熱灯とLED、レコードとspotify。
考えてみれば当たり前かもしれないけれど、そのシンプルで真っ直ぐな作品の重みみたいなものを感じた言葉は「場所に光ありきでデザインは最後」。

借景の春日山や田んぼの風景が美しかったからこの場所を決め、塀を取っ払ったそう。淡い緑のグラデーションとくすんだ黄色が点在する山は、ついこの間まで冬の色だったと言う。
水を張った時の映り込みの美しさは、私も大好きだ。



・研修会@SIS、萩原氏とDaniel Pink

メモ:
始まる前から心地よい、ゆるい雰囲気。来てよかった。
美味しいコロッケをカラスに運ばれる。
準備片付けゴミ捨て、、の萩原氏。その人、ってこういうことだ。
(忘れ物したので学校開けて欲しい、お箸ください、とか言う子どもたち)
箕面ビールを呑みつつ、完全に大阪弁が戻る。


東京への帰り道、二つの動画を見た。
4 kinds of Regret
The puzzle of motivation

この動画の感触と、萩原氏からメールでいただいた質問2つを思い浮かべ、
湯船に浸かって行ったり来たり。

その中でぼんやりと浮かび上がってきたこと。
<目的>を<関係する人間関係の範囲・時間軸>という空間に
「どこへ打つか」ということ。
経験則と感覚的な判断を元に、心地良いポイント(打ちやすいポイント)が
人によってそれぞれにあるということ。


自律を生みやすい環境づくりのために、私ができること。
学ぶ者と教育者がそれぞれのありのままに成長を描いて変化できる環境。


ご縁を繋いでくださる人、空間をつくっている人、要素をもつ人、
みなさんに感謝しかない。
私らしく、楽しんで変化していきたい。





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