見出し画像

2024年7月

【地域を創造し活性化する】

『私たちの事業は、仕事を通じて地域を創造し活性化する事業です。』
これは花の村の事業理念です。仕事を通じて地域を創造し活性化するのは簡単なことではありませんが、目指さなければ何も変えることはできません。そんなわけでこの事業理念を掲げて事業を続けているのですが、「地域を創造し活性化する」をどう解釈するかが難しいところです。

以前「幸せの伝播」によって地域を活性化する考え方について書いたことがあります。利用者さんや子どもたちが感じた幸せが、知り合いの知り合いの知り合いにも伝わっていき、地域全体の幸福感が増すという話です。この「幸せの伝播」は地域の活性化に欠かせない考え方ですが、これ以外に地域の課題解決に取り組むことも地域の活性化には必要です。

地域にどんな課題があるかを把握し、その解決のために私たちの仕事の中でできることがあればそれに取り組みたいと考えています。仕事のことを考えて動いた結果、地域の課題解決につながることはたくさんあるでしょう。でも逆の発想で、地域課題を把握し、そこにつながるようなことに取り組んでいくことも必要です。

【地域の課題を意識する】

江津市東部に限らず、江津市全体には様々な課題があります。その様々な課題に対して花の村ができそうなことはあると思っていて、その中でも特に力を入れる必要があると考えているのが「多様性に対する寛容度を上げる」ことです。多様性を調べると、「ある集団の中に異なる特徴・特性を持つ人がともに存在すること」と出てきます。都市部と比べると様々な人種や性別、宗教、価値観の存在が少ない江津市においては、どうしても多様性を実感する機会が少ないのが現状です。だからこそ体験の少なさを学ぶことでカバーし、意識的に多様性の寛容度を上げることが大切です。

例えば性別については、先月の給与コメントで性教育の研修について取り上げました。これも始まったばかり、まだまだこれからの取り組みです。2016年に法人研修で取り上げたLGBTは、今は「LGBTQ+」とさらに多様になっています。こうした変化には遅れをとらないようにしたいです。

プライドアクション30という活動があります。あらゆる人が安心して働ける環境をかなえるために、「今すぐ始められるアクション」を集めたのがこの活動です。関心のある人はこんなところから取り組んでみるのもいいと思います。私たちが意識を変え理解を深めていき、それを地域に広げていくことを目指した取り組みもいろいろとできそうなので、できるところから取り組んでいきます。

【BCPって何?】

ある研修会の中で講師が「自分たちの施設でBCPを策定していますか?」と質問され、多くの参加者が「BCPって何?」という反応だった場面を見ました。みなさんはBCPを知っていますか?

BCPとはBusiness Continuity Planの略で、事業継続計画のことです。災害などの緊急事態が起きたとき、損害を最小限に抑え、事業の継続や早期復旧を図るための計画です。花の村でも施設長と管理者が中心になってBCPを策定してくれました。先日県東部を中心に激しい雨が降りましたが、今後江津市でも大雨による災害が起こることをt想定しておく必要があります。そんなときためのBCPですので、各施設でも改めて内容を確認し、少しでもスムーズに事業の継続や復旧ができるように備えておいてください。


どうやら今年の夏も、30度を軽く超える暑い毎日を過ごすことになりそうです。水分をしっかり摂り、休息もとって、体調管理につとめてください。熱中症には十分に気をつけましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?