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青森ひばはすごい木です!!

昨日は青森県であすなろ木工舎を経営されている杉山浩之さんから青森ひばに魅力について話してもらいました。

自社の活動についてプレゼンをするのは初めてのことだったようですが、とても分かりやすく具体的に青森ひばについて話してくれました。

あすなろ木工舎の杉山さんによる青森ひばの説明

青森ひばの製品もたくさん紹介してもらいました

ヒバの別名はアスナロで、社名はそこからつけていること。青森ひばの香りがストレス解消に効果があることや防虫効果、抗菌効果など多くの特徴を持っていること。保育施設でテーブルや棚や壁材などで使われていること。そんなことを説明してもらいました。

おもしろい製品として、青森ひばとクリの木を使って、叩けばいろんな音が出る木のフェンスを作ったこともあると紹介がありました。参加者で興味を持った人は多かったようです。どんなものか写真を見たい方、同じようなものを設置したいと考えておられる方は問い合わせてみてください。

蚊は本当に寄ってきにくいらしい

ヒバの香りや油には防虫効果があり、蚊が寄ってきにくいと説明があったため、それがどのくらいの効果があるのか聞いてみました。それについてはヒバの油を塗った手と塗っていない手を大量の蚊を集めた容器の中に突っ込んでみた実験があり、実際にかなりの効果があるようです。蚊に悩まされている方は試してみてはどうでしょうか。→防蚊試験

青森ひばはとっても貴重な木です

青森ひばは国有林として厳格に管理されて育てられているため、伐採も計画的に行われ、その木は入札によってしか手に入れることができない貴重なものだそうです。ですので価格は安くないですし、量も多くは流通していません。そんな貴重な青森ひばなので、材木として利用するだけでなく、油を取り出したり、チップやおがくずを利用したりと、無駄なく活用することが考えられているようです。

こうやってきちんと管理され守られている木とそうでない木があることを、私を含め多くの人が知らないんでしょうね。単に価格だけを見て「あの木は高いから使わない、安い方にしよう」と選んでしまうのは、仕方のない側面も理解しつつ、やはりその意味くらいは知っておいた方がいいと思います。知った上で、青森ひばの特徴を活用したいと思えば、自信をもってそこにお金をかければいいだけです。環境のためにも、価値を最大限に活かすためにも、なぜ青森ひばは高いのか、他の木の価格はなぜそのように決まっているのかを知っておく努力はすべきですね。

そんな青森ひばなので、一度に量を求めることはおそらく難しいでしょうが、少しずつでも活用して良さを知っていくことから始めてみることをオススメします。あすなろ木工舎では、机や椅子といった製品以外にも、ヒバの精油やミスト、チップなども販売されています。

サイトに載っていないものもあるそうなので、関心がある方はあすなろ木工舎の杉山さんに連絡してみてください。

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