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生徒に任せないと学びは進まない

地元の高校生が授業の一環で企業見学に来てくれました。目的は次のとおり。

■目 的
(1)地域の企業・団体がどのような思いで活動をしているのかを知ることにより、地域の理解を深めるとともに、進路選択、ひいては大学卒業後の自分の進路を描く契機とする。
①各企業・団体の地域貢献活動などから地域におけるその企業の存在の意味を理解する。
②各企業・団体の社員を育て、大切にする取り組みを知る。
③各職種に必要な資格・技能等の情報を取得し、求められる資質・能力を理解する。
(2)地域の企業・団体の取組みを実際に見聞することにより、課題解決型学習において興味・関心を持った内容について、新たな気づきを得る。

いいことが書いてありますよね。私が高校生のときにはこのような活動がなかったので、地域に出て企業の話を聞く機会が増えていることは、多様な視点でものを考えるためにもいいことだと思います。


まず法人の説明から

まず法人の思いやどんな地域貢献を行っているか、どんな人に働いてもらいたいと考えているかについて簡単に説明しました。5〜10分でと聞いていたのでかなり絞って説明したんですが、短い時間でどうすれば伝わるかを考えるいい機会になりました。理念と地域貢献の関係について、ある動画を見てもらっての説明を今回はやってみました。響くモノがあったように見えた生徒もいたので、よかったのかも。

若いスタッフを交えてグループで対話

その後は若いスタッフが生徒の質問に答え、スタッフも生徒に質問する時間です。これが約30分。今回の肝となる部分だと思われます。

事前に確認した企業情報を元に考えてきた質問をぶつけてくるんですが、当然しばらくするとその質問も止まってしまいます。慣れてないハズなのでそれは仕方のないことです。その時に生徒の学びを促したいと考える大人はどうすべきか?を毎回考えます。

どうすれば質問が出てくるか

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