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ピンチはチャンスのチャレンジ宣言

個の時代の入春式

4月。例年であれば、入社や入学など新年度らしい新たな気持ちで迎える季節。しかし私たちフリーランスには、そのような節目のイベントがない。そのうえ今年の春は、コロナ感染拡大の影響で世界中が不安や悲しみで覆われ、お祝いどころではないご時世だ。

そんな中、ミレニアル世代のフリーランスが、お互いの想いを知ることで同志と繋がり、応援しあい、刺激しあえるようなムーブメントを起こそうという企画が発足した。

「#個の時代の入春式」という共通のタグをつけ、noteでフリーランスとしての自分を表現する記事を書き、「この春宣言したいこと」として自分の想いを自由に発信する企画だ。

私自身も御多分に洩れず、これまで積み重ねてきた活動の多くが休止状態となり、暗い気持ちで4月をスタートすることとなったフリーランスの一人。だからこそ、世の中や同志たちを盛り上げたいと前向きに奮闘しているフリーランス仲間たちの志に、心から賛同した。この機会に改めて、「自身の活動にかける想い」と、「これからの新たなチャレンジ」について書いてみようと思う。

現在やっていることと、そこにかける想い

改めて、私が現在やっていること。

昼スナックのママ
キャリアコーチ
・コミュニティマネージャー(オンラインサロン

と、言うと大抵「色んなことやってるね!」と言われるが、私の中で根底は一つ。「コミュニケーションを通じた、人とのつながり・自分自身とのつながりの力で、自分らしく豊かな人生を送る」ことを支援していきたいという想いだ。

忙しく充実した毎日を送っていればいるほど目の前のタスクに追われ、自身が本当に大切にしたいものを、つい見失ってしまいかねない。だからこそ、ここに来ればありのままの自分を取り戻すことができる、そんなフラットでオープンなコミュニティや対話の場を作ること、そして、そこで思いも寄らない化学反応を起こすことが、自分自身の使命なのだと信念を持って取り組んでいる。

これまで、リアルの場づくりにこだわってきた。スナックも、career design cafeという名前で定期的に開いているワークショップの場も。オンラインで簡単に誰とでも繋がれる今だからこそ、あえてリアルでの深い繋がりを大切にしたいし、そこに価値があると捉え、心を込めてこの2年間継続して取り組んできた。(活動の詳細はこちら

ピンチはチャンス

しかし、突然降りかかったコロナの猛威。
3月までは、「イベント・集会自粛」は理解しながらも、「誰もが不安やストレスを抱える今だからこそ、皆に元気を与える場が絶対に必要だ。」と、意志を持って継続してきた。

だが、状況は日に日に深刻化するばかり。ついに 3月31日、「自分の信念を貫くことより、今はいつも来てくださる皆さんの安全が何よりも最優先」だと判断し、全ての場づくりを休止することを決めた。

これまで自分が大切に育ててきたものを奪われたような、悔しいような悲しいような怒りにも近いような、そんな言葉にならない想いでいっぱいだった。

しかし、私の尊敬する師にであるコーチに、そんなグチャグチャとした想いを吐き出し、自分自身の心と対話していくうちに、思い出した。

それは、私がこれまで大切にしてきた、「ありのまましなやかに人生まるごと楽しむ」というビジョン。どんな時も、その時その時自分にできる方法で、軽やかに前に進み続ける自分自身でありたいという願い。制限のある今だからこそ、自分が本当に大切にしたいことだけにより一層集中し、新しいことにチャレンジするチャンスなのだと。

改めて原点回帰するとともに、「対話の力」を実感した体験だった。

これからの新たなチャレンジ

これまでは、週に2回、昼スナックのカウンターに立っていた。当面リアル店舗は休業するものの、その間は「オンラインスナック」を開業する。スナックの良さである、「気兼ねなく自分自身の話ができる」点や「多様なバックグラウンドを持つオモシロイ大人達と、フラットに出会える」点は残しつつ、その上で「オンラインだからこそできること」「オンラインだからこその楽しさ」を追求していきたい。(ちなみに、毎週オンラインスナックを主催することで、私のファシリテーション力は間違いなく上がるだろう‥!)

キャリア支援については、これまではキャリアデザインをテーマとした複数人の場づくりを、活動のメインに置いていた。今後は、オンラインでのワークショップも主催するが、加えて「1対1のオンラインセッション」に、より一層の力を注いでいこうと心に決めた。

その背景にあるのは、今回のコロナショックが起因し、これまで以上に先の見えない、不確かな世の中に突入しているという危惧だ。自分が本当に大切にしたいあり方や未来を自分で描き選択する力、すなわち、ゆるぎない自分との繋がりを取り戻すことが、ますます重要になっていると感じている。

また私自身が、これまで道に迷った時、いつも師の存在と、対話の力に支えられてきた。今度はその学びを、私自身が世の中に還元していく時だと感じている。

気持ちを新たに、改めてスタートラインに立つ。どんなに小さな一歩でも、とにかく前を向いて進み続けること。そして、身近な仲間たちの背中を押し、勇気と笑顔を与えること。それこそが、今の私の等身大のチャレンジだ。

ここまで読んでくださった皆様と、今回このnoteを書くキッカケをくれた仲間の存在に、感謝の気持ちを込めて。

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