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拝啓、「サマ」様

まさか半年ぶりのnote投稿がこのテーマになるとは思いもよらなかった。

サマ

事は先日、私は仕事の休憩時間を使って近所の本屋へ寄り、三四郎の相田周二著「サマ」を購入したのだ。
(決して鈴木絢音ちゃんが表紙を飾った「小説幻冬」が売り切れていて仕方なく切り替えたとかそういう話じゃないから)

もちろん、この書籍を自分が買うもっともらしい理由はあった。
この書籍の企画に、「事前に原稿を公開し、その内容へ読者がツッコミを入れて、それも紙面に記載する」という画期的なものがあった。数か月ほど前にその告知があって、すぐさま自分も原稿を見て投稿させてもらったのだ。

話は少し逸れるが、「サマ」の編集は「人気ラジオ番組完全ガイド」の担当さんと(おそらく)同じ方で、ラジオ番組に対する愛情と取り上げ方には一読者として凄く信頼のおける書籍だった。

ラジオスターの一角である(はず)の相田さんとラジオリスナー、そして編集部とのシンクロするこの企画は、すこぶる良いものになると確信していた。

この相田さんの表情からもその自信が伺える。

ヒラメ

で、話は「サマ」購入後に戻る。
絢音ちゃんもとい小説幻冬と「サマ」を探したため、書籍を熟読できる休憩時間は残り僅か。とりあえずは自分のツッコミ投稿が採用されているかだけでも確認しようと思い、すぐさま本文の隅を隈なく探す。

あ・・・あった!採用されている!!

ミートカーソルは・・・ヒラメ・・・???

え、なぜに!?

※書籍の内容が含まれるので一部画像は修正しております。

指に若干の、いや若干どころではない湿り気と背中には冷や汗を感じつつページを進めていった。

私のラジオネーム「ミートカーソルは広め」はなく、「ミートカーソルはヒラメ」しかない。

もしかしたら「ミートカーソルはヒラメ」というラジオネームの方がいたら申し訳ないけど、ツッコミの内容は自分で送ったやつだと記憶していたし、そのラジオネームにするくらいならもっと良いのを考えて贈呈するのでぜひ私に申告してほしい。

さすがに焦ったのか、編集部のアカウントへこんなリプまで送っていた。我ながら恥ずかしい。(恥ずかしいが当アカウントでは公序良俗に反する内容でない限りはできるだけ残しておくつもりである)

しかし当たり前だがそんなリプにすぐ反応してもらえるわけでもなく、休憩時間の終わりが来て体の汗は引かぬまま仕事に戻ることになった。今思えばその汗で風邪を引かなくてよかった。

編集部様との邂逅

そうして夜まで仕事をしているうちに、私のアカウント宛へDMで編集部様よりご連絡をいただいたのである。

DMの内容に深くは触れないが、今回のラジオネームが違うという事態、原因は自分にあった。

というのも、およそ1ヶ月ほど前に私が聴いているCBCのラジオ番組「推シマシ」文化放送のラジオ番組「CultureZ」で立て続けに『ミートカーソルはヒラメ』と間違えて読まれたくだりがあって、私は私でそれを面白がってTwitterのアカウント名を「ミートカーソルはヒラメ」と変えていた時期があったのだ。

そんな時期にどうやら「サマ」の校正等をされていたようで、投稿した人のラジオネームをチェックされた際に私が「ミートカーソルはヒラメ」なもんだからそれが採用されたようなのである。

どう考えても私の責任じゃん。自業自得じゃん。

編集部様からはお詫びの言葉もいただいたのだが原因がこちらにある以上、私自身非常に申し訳なく、最終的にこんなことをつぶやいた。

相田さんと酒井さんのフォーマット借りて強がってはいるもののやはり恥ずかしいことこの上なし。

しかし独り相撲で騒ぎ立てて編集部様にご迷惑をおかけしたままなのは申し訳なく、事の顛末をここに残しておこうと思った次第なのである。

あと本当に編集部様とはDMのやり取りを通じて、書籍の編集における丁寧さを垣間見させてもらえたことは結果として自分の経験として大きなものになった。

今回の教訓としては、

・Twitterは自分の思っている以上に見られている。
・ラジオネームを変えるときは自己責任。
・絢音ちゃん表紙の「小説幻冬」はマジで売りててどこにもない。

以上である。

現在、私自身「サマ」を読み進めているところでもあるし、あくまでも今回ラジオネームの件をまとめておきたかったので書籍の内容については深く触れないでおく。

最初に書いたようにすでに本書の原稿が公開されているが、読者からのツッコミが入ることで最初は本文のみ、次はツッコミも見ながら、といった読み方もできる。

そして新規に相田さんの対談記事も加えられているのでそこはぜひ書籍を手に取って読んでもらいたい。

なにより、「本当に「ミートカーソルはヒラメ」って書かれてるのか?」って気になってきたでしょ?確かめたい方はすぐ「サマ」本屋へ向かうんだ!

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